創作ハンドブック関連
ガワと記事が大体出来てきましたので、近々開設のお知らせが出せるかと思います。ブログはシンプルな作りかつ、中身の記事も割とつまづくことなくスムーズに書けたので思ったよりはやく出せそうです。
年内の予定
あと三か月ほどですが、年内の予定としましては
・上記の創作専門の新しいブログを開設
・そのブログにいくつか(三つか四つぐらいの)記事を投稿
・クロニトロニカ#3前半部を発刊(年末までに)
といった感じになっています。まだ現段階での話ですが、出来る限り完遂できるように頑張っていこうと思っています。
最近作っているもの
現在は主に、分量と内容からふたつに分冊することにしたクロニトロニカ#3の前半部を作っています。
前半部のテキストは夏前にはほぼ書き終えていたので、今は全体の見直しと後半部のシナリオテキストを並行して進めています。
また絵関係作業としては、まだラフ段階だった主人公キャラクタのイラストを綺麗な線に直す作業を隙間時間にぼちぼちと続けています。
ついでという訳ではありませんが、一年ぶりくらいにこのブログのヘッダーを直しました。若干カラフルで賑やかな感じになっています。それと別で進行している創作物がひとつあるので、年内は厳しいとしても来年には何かしらの形で出したいなあと思っています。
イラストAIについて感じたこと
今年はイラスト作業が割と多めだったので割と思うところがある話が先日あって、最近やけにイラストAIの話題を耳にしますが、これは結構深刻な問題じゃないかと個人的には感じています。
これまでは多数の風景写真から実在しない風景を作り上げるAIなど、凄い有益な技術が生まれたものだという驚きと、これでまたエンタメ関係の色々な方面で新たな可能性が広がっていくなあと思っていたところ、最近出てきたNovelAIというキャラクタ生成は倫理観的にかなりえぐい代物のように見えました。
あくまで個人的な認識ですが、イラストは描く人間独自の細かいニュアンスの膨大な積み重ねで出来ており、それは元のイラスト作者の考えやあれこれと試行錯誤して引っ張った線であり、塗った色、構図やバランスだと捉えているので、これをそっくりもってくるのはかなりえぐいやり方ではないかと感じます。
ましてや一枚絵として成立するようにそれぞれの要素の関わり合いも含めて考えて描いているはずなので部分部分だけをつぎはぎしても、脈絡が無くなる気がします。
一見綺麗なパッと見は成立しているように見えましたが、おそらく何百枚と見続けていたらあまり絵に関心の無い人でも、どこか居心地の悪い違和感が段々と心の片隅に残っていくような、人の意思判断の道筋が介在していない妙な感覚を感じてくるではと思います。
またトレースは別として人が真似る場合はどうしてもインプットとアウトプットにずれが出来る為、なかなか完全なものにはなりにくいですが、AIのように正確無比にコピーできるものならば、イラストレーター業そのものが干上がる危険性を感じます。何より無許可では? というそもそもの疑問があり無許可収集データを使うのは倫理観的に世間の理解を得て市民権を得ることは難しいのではと思いました。
せっかく画期的な技術だと思いますのでイラスト作者自身が、自分のニュアンスを体系化して色々な組み合わせパターンを生成する効率向上や新たな発見をするような、人の努力を横取りしない方向に向かえばずっと良いのにと思うばかりです。