フリーブラウザゲーム『未来の言い訳シミュレーター 厄介AI編』を公開しました

2022/03/20

新刊告知・既刊無料キャンペーン情報など

ブラウザゲームということで、インストール不要でお手軽にブラウザ、スマホからでも簡単に遊べますので是非お気軽にどうぞ。

プレイ


公開終了しました(2022・11・18)

Chrome及びfire foxにて動作確認しました。
通信等の影響で、動作が止まったように見える時はしばらく待ってみてください。
それでも反応が無い(遅い)場合は、画面内をクリックしてみてください。

導入(あらすじ)




――時は近未来

人々のAIへの依存度が高まるにつれ、それにまつわるトラブルや弊害も徐々に問題視されるようになっていた。
その問題に真向から立ち向かうかの如く、新進気鋭の野心に満ちたソフトウェア会社がAIとの間に起こるトラブルを想定したシミュレーターを作成したのだった……

概要と操作方法(PCの場合)


音楽とイラストを交えながら読み進むタイプのシンプルなビジュアルノベルです。
途中に選択肢があり、その選択に応じてお話が進みます。セーブ機能はありません。

  Enter:メッセージ送り  
  Space:メッセージウィンドウ非表示 
  Ctrl :メッセージスキップ

  マウス左クリック:メッセージ送り
  マウス右クリック:メッセージウィンドウ非表示
  ホイール上スクロール:バックログ表示
  ホイール下スクロール:メッセージ送り
  ホイールクリック:メニュー画面表示

制作のきっかけ、元となったアイデアなど


思い付きに近いアイデア一発の、さっと遊べるコンパクトで短いちょっと笑える気軽である意味馬鹿馬鹿しいものを作ってみたくなったので、あまり時間はかけずに、アイデアが出たばかりの初期の熱(やる気)があるうちに一気に作り切ってしまおうといった感じで制作しました。

前作の『夜世界へようこそ』は、受け手へ送る為の力を持たせる為に少し重めの要素を入れましたが、その分今度はとことん気の抜けた気軽でお手軽なカジュアルなものにしたつもりです。

アイデアの元ネタなど

アイデアの元ネタとしては、運転免許の教習所で座学講習的に見させられたビデオが独特の雰囲気があって、なんだか面白いなあと思ったのがネタのひとつで、その独特の雰囲気というものを上手く説明し辛いのですが、基本は真面目な感じではあるのですが、そこであえて馬鹿馬鹿しいことをやるとそのギャップで余計に面白いというか、かなりうっすらとした記憶ですが大分前にGTAか何かの3Dの車が出てくるゲームで教習所のネタをやっているものを見て大爆笑した思い出があって、その雰囲気が少しでも出せればと思ったような気がします。

もうひとつとしては、見たのはかなり前ですがカップルネタのコントとかでよくある、理不尽なことで機嫌を損ねた彼女を必死になだめようとしている彼氏の姿が、本人はすごく一生懸命なんですが変な方向性の頑張りで懸命になればなるほど傍から見ているとちょっと空回りしているようにも見えて面白いなと思ったというのも、この話の元ネタになっています。

そして最後にこれら二つを組み合わせて、未来にこんなちょっと変なソフトが実際に出て、大真面目にプレイしている人がいたらなんだかとても面白そう、というアイデアでまとめました。

登場キャラクタ(ヒロイン)について

毎回何かしら新しいものを取り入れてみたいというのがあって、今回は立ち絵を動かせる『えもふり』を導入してみました。


上記の動画はサイズ軽量化の為GIF化しているので口などの線の色がかなり明るくなっていますが、本編はちゃんとした色になっています。

えもふり

サイトにあるキャラが元気よくぐりぐりと動いているデモを見て、やっぱり動きがあるとすごく見栄えするなあと感動し、これはちょっと導入してみたいなと思いいざ作ってみると一枚絵ならまったく気にする必要が無い見えない部分(パーツが動くと見える部分)まで考えて描く必要があったり、おまけに一枚絵として自分の好きなレイヤー分けで勝手に描くのではなく、前髪、後ろ髪。輪郭。顔パーツ。胴体という可動パーツごとに分けて描くというのは思っていたよりも複雑でなかなか大変でした。

キャラ案

キャラのアイデアとしてはAI的な要素を出したいなという考えから、個人的なAI(アンドロイド)のイメージとマッチする緑色をメインカラーとして、服装はツートンカラーのアシンメトリーにしました。
体全体は描いていませんが、水着の様なぴったりとした服装でアンドロイドっぽい部品をいくつか付けました。
アシスタントということから多少でも清楚感を出したかったので、髪はロングにしてヘアバンド的なものをつけました。

えもふりを導入しようと画策していたこともあり、よりキャラが実際にそこにいるような存在感を出したかったので、リアルな感じと言いますか肉感を出す為に3Dモデルをベースにして描こうとしましたが、クリスタなどのソフトだと基本的に3Dモデルの体系が細めの種類だったのでなかなか思ったようにならず、あれこれ試行錯誤した結果ベクター線で大まかに形を作ってから各部位を細かく肉付けするやり方に落ち着きました。

エンディングのシーンではえもふりで色々動かしていますので、是非最後までクリアしてもらえたら製作者としては嬉しい限りです。

各素材サイト様への謝辞とお借りした各素材について


音楽素材

DOVA-SYNDROME

効果音素材

効果音ラボ

背景素材

きまぐれアフター

スクリプトエンジン

ティラノビルダー

音楽はよく名前を見る音楽素材サイトでずっと気になっていたのですが、試しに覗いてみたら数多くの作曲者の方が投稿されているポータルサイトで、膨大な量のBGMがありました。

なにせ数がかなり膨大なだけに目当てのしっくりくるもの(ほとんど自分の趣味で選びました)を探すのは相当大変で、更に良い曲が多くて目移りするばかりでしたが、その分選択肢が多いということもあるので、ありとあらゆる音楽ジャンルとニーズに対応できるのではないかと思いました。

効果音はYoutubeなどでよく聞く効果音がごっそりありました。AI用の背景は自分で作りましたが、他は全てきまぐれアフター様の背景素材を使わせてもらいました。個人製作だけでなく商業作品でもよくみますが、クオリティが滅茶苦茶高いです。

スクリプトエンジンとして多少慣れてきたこともあって今回もティラノビルダーを使わせてもらいました。
最後の選択肢用に変数を使いましたが、数値の変化が分かる変数ウォッチ機能がすごく便利でした。

それと初のブラウザ対応ゲームということであれこれとアップロード関係の細かい部分を手伝ってくれたfuture extraメンバーにこの場を借りて御礼申し上げます。
各素材の作者様も改めてありがとうございました。

ご感想や不具合などございましたら


ご意見ご感想、不具合などございましたら、お気軽にこのブログのメールフォームからお知らせください。


自己紹介

自分の写真

個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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