【第24回】制作連載企画 これまでのものの一端のまとめとして、物語の骨子を考える回

2023/12/06

制作連載企画2023(ゲーム原案)

これまでのことを踏まえ一旦の総決算的なまとめとして、あれこれ派生する細かい話の大元となる一番芯の部分を考える回です。

物語の基本の骨子


今まで見てきたものをあらためて振り返ると、不幸が生み出されている大体の原因というのは物質的な側面に起因するものがほとんどでは? と思いました。
例えば生きる為に必要なもの、食料や水。そういったものを握られると支配される弱みがあるので、持てるものがより大きな権力を持ち、持たざるものがどんどん立場が悪くなり奴隷のようになっていくという図式があります。

長い年月を通してさらにその格差は盤石となり、簡単にひっくり返すことも出来なくなっていく悪党ばかりが栄えのさばる地獄のような世界となる訳ですが、物質的な側面がある限りいつかこうなるのは必然だったとも言えます。


しかし一方で地球というものは最初から、そこに生きるものすべてがちゃんと飢えずに生きられるだけの豊かなものを与えてくれているし、生きる為の環境を整えてくれています。
だから余るところから足らぬところへまわせば、何の問題もないし誰かが食べきれないほどのものを蓄えたり使い切れないほどの富を独り占めしたりせず、共存共栄を主とすればいいだけの話で、実際そうしていた時代もあったように見えます。

ところがいつからか、今日本でも次々と多くの政治家どころか政党そのものの組織だった悪事が暴露されていますが自分の生き死にに関係のない、単なる自分の満足程度のことに人を追い詰めるまでに行き過ぎた自分本位の考えをもつものが現れ、現代のような悪事に満ちた極まった社会にまできてしまった感じです。

しかしやがて時間と共に星の動き、天位が変わり物質的な働きを受け持つ星が担当から外れるとその影響もなくなり、次の精神的な働きをもつ星が地球に影響するようになるとこれまでの物質的な社会が終わりを迎え、精神性が主となる世の中に否が応でも無理矢理変えさせられると言われています。

その期限を迎えるまでにこの物質的なものが主となる社会であっても、再び共存共栄の社会にしておけば新たな世界にスムーズな移行ができる訳ですが、そのギャップが大きければ大きいほど、個人においても苦しみや混乱が多くなるのは目に見えています。

以前のものとは大きく違う点

元の共存共栄に戻るとは言ってもまったく違う面というのがあってそれは、こうした物質的な面での困難、苦難を乗り越えた末に人々が欺瞞を見破る目を持ったこと。正しさの本当の意味を知ったこと、これは何にも代えられない値打ちがつけられないような得難い宝物のようなもので、この意味は非常に大きく再びあのような酷い世界にはすまい、という固い決意を得たことは、どう見ても以前のものとは大きく違う点と言えます。

つまり表面的には以前に局地的にあった共存共栄の社会と同じようにみえて、その実はより強い決意に裏打ちされた何物にも侵害することのできない強固なものとなっている新しい社会が形成される、というものです。

まとめ

この上記の骨子をすべての元として、付随するいくつかのエピソードを作っていけばよりテーマがはっきりとした一貫性があるものとなるかと考えます。
次回は載せきれなかった宗教的な側面からの補強材料がまだいくつか残っているので、それになるかと思われます。






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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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