コブラ会(Cobra Kai) シーズン4感想

2022/01/11

ドラマ・映画感想

コブラ会の新シーズンを見ることがなんだか正月休みの通例になっていますが、楽しみに待っていたコブラ会のシーズン4が一年ぶりに来たのでさっそく全話見ました。多少のネタバレがあるので、未視聴の方はご注意ください。



見終わった直後のざっくりとした全体的な感想


復習としてシーズン3を見返しました


シーズン4一番最初に前回であるシーズン3のざっとした流れを確認できるダイジェストみたいなのがあったのが、とても嬉しい措置でした。
とはいえやっぱり細かい部分をかなり忘れていたので、シーズン3をもう一度見直しました。

で、シーズン3を見返してみるとなんだか記憶以上にずっと面白かったのが驚きでした。この感覚には最近覚えがあるぞと思い出したのは、昨年末あたりにナルコスの最新シーズンを見終わったこともあって、エルチャポを見返したのですが、これもまた記憶以上にずっと面白かったです。

これはなぜだろうとちょっと考えてみたところ、個人的な感覚かつおそらくの推測ですが、人の思考リソースというのはそんなに多くないので、一番最初に見る時は物語の筋や大まかな流れを追ったり、その場その場のシーンの出来事に目を奪われるだけで終始してしまうのかなと思いました。
二周目以降は話の筋を追うリソースを他の部分に割けるので、より余裕をもって楽しめるのではないか、と考えました。

エルチャポももっと面白かったという感を出すように感想を書き直そうかなと考えましたが、その時は素直にそう感じたということもあるので、後からいじらずそのままにしておこうかと思います。


面白かったところなど

まずは何といっても第5話に映画版の未公開シーンがあったのはかなり見どころだったのではないかと思います。元の映画のなぞったいくつものエピソードしかり毎回こういうものを入れ込んでくるのは、旧作ファンをちゃんと楽しませようという気持ちと同時に制作者の原作リスペクトと熱意が感じられます。

今回も音楽アーティストによる歌枠があったので、次シーズンでもあるかなという期待もありつつ、次は映画版4のキャラが登場するのではという期待が一番大きい気がします。テリーシルバーもそうですが、やっぱり旧作のキャラが出ると非常に盛り上がるのは絶対あると思います。髪も縛っていないすっかり腑抜けになっていたテリーシルバーが元の不敵なキャラに復活してワインボトルを蹴り飛ばすシーンも大きな見どころでした。

シーズン3で主に映画版2のキャラが出て、シーズン4で映画版の3のキャラが出るとなると、次は映画版4が出るのでは、とどうしても期待は高まります。
そう言えば映画版3のテリーシルバーが出たので、マイクバーンズも出るかも? と思いましたが残念ながら登場はしなかったようです。
ちょうど今シーズンが配信される前にベストキッド4がネトフリで配信されていたのをもう一回見たので(一回目はAmazonプライムで見ました)やっぱり期待してしまいます。


今回もしっかり面白く、次シーズンにかなり期待が持てる内容でした


個人的には前回のシーズン3の因縁の解消的なシーズンのように感じたので、とても面白く特に後半の9話と10話は熱い展開で手に汗握りました。
登場キャラがどれも(敵役のクリースであっても)心境の変化として、自分の考えを押し通すだけでなく少しづつであっても相手を認めるという精神的な成長がみられるようになっただけでなく、ようやく少し良い方向へと向かう感じがちらりと見え始めてきたのが良い感じでした。

クリースも完全な悪役というよりかは、過去の辛い経験から若干ランボー的な方向へと行ってしまったキャラのように見えるので(その辺はしっかりシーズン3の過去話で描かれていました)今シーズン最後辺りの心境の変化は納得感があるというか、悪役が単に分かり易い悪役というだけで終わらないエピソードをちゃんと入れ込む話のもっていき方はジョニーの話と同様に相変わらず上手いなあと感じました。

ただ若干以前よりもギャグというか笑えるシーンが全体的に少なめな感じだったので、そこがやや物足りないといえば物足りないのですが、個人的な優先順位として熱い展開が一番で何より見たくこのドラマに求めている部分なので、その点では今シーズンはかなり面白かったです。特にラストのダニエルさんがミヤギの墓参りするシーンは次のシーズンへの期待感がぐっと増しました。
個人的にはナルコスが終わってしまった今、この為にネトフリに入ってるドラマの一つのドラマと言える面白さと期待感があるドラマです。



最後に余談ですが、コブラ会をきっかけに一昨年から作業中BGMのラインナップのひとつとしてシカゴのベスト盤を追加してました。『If You Leave Me Now』(邦題:愛ある別れ)なんかはかなり有名な曲なので多分どこかしらで一度は耳にしたこともある方も多いのではないかと思いますが、個人的には『You're the Inspiration 』(邦題:君こそすべて)が『Glory of Love』感があって一番お気に入りです。
ダニエルさんがミゲルにシカゴを熱く説明するくだりは、そう言えば笑える面白いシーンのひとつでした。



自己紹介

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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