電子書籍を作り始めた当時、小説形式で書くことが出来る、かつフリーのテキストエディターはないものだろうか? と探しては実際に使用感を試し、また別なものを探すというしちめんどうくさいことを当時なんども繰り返し試行錯誤していました。
そしてようやく最終的に一番自分の目的と合致したものを見つけ出しました。
VerticalEditor
VerticalEditorスクリーンショット |
公式サイトではリンク切れの為、現在は以下のサイトからダウンロードが可能です。
ダウンロード(Vector)
https://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se276951.html
VerticalEditorはインストール不要で、ファイル容量も少ないので非常に動作も軽くすぐに立ち上がり、持ち運び出来るUSBメモリなどに本体を入れておけば、出先にPCがある環境でさっと開ける手軽さも気に入っています。これはとても便利です。
あれこれ探したもののなかなかこれだ! というものが見つからなかったのは、自分の中で以下の譲れない条件があったからです。
テキストエディターソフト選定の個人的な基準
・縦書きの状態で文章を編集できる
・ツリーメニューで各ノードを管理できる
・全ノード検索ができる
・背景色を変更できる
・テキストファイルとして出力できる
・立ち上がりなどの動作が早い
ほとんどのエディターは標準機能として上記のほとんどの機能は搭載していますが、縦書き状態で編集が出来るものがなかなかありませんでした。
ですがようやく見つけたVerticalEditorは見事に上記の条件をすべて満たしておりました。
なぜ自分的に上記の条件が譲れなかったのか、という説明ですが
・縦書き編集
これは実際の読書時と同じ感覚・状態で書きたいからです。
・ツリーメニューとノード管理
ノードとしてエピソードごとに小分けにパッケージした状態で、あっちこっちに移動切り貼り出来るのはもの凄い便利機能です。
初めて使った時はカルチャーショックでした。
最早これなしでは小説執筆作業をできなくなっています。
・全ノード検索
ほとんどのエディターには当然のようにある機能だとは思いますが、表記ゆれなどの修正にはもってこいですね。
・背景色を変更
白背景に黒文字はさっと読むブログなどはあまり気になりませんが、長時間の作業時は目が疲れてしまうので、黒背景に白文字が出来る機能は是非欲しい機能でした。
・テキストファイルとして出力
電子書籍(epubファイル)にするにあたり今使っているコンバートソフトは最終的な形として、UTF-8のテキストファイルが必要になるのですが、任意のノードを指定してのファイル出力だとShift-JISの形式になってしまうので、最後に変換のひと手間がありますがUTF-8だとテキストファイル容量がけっこう大きくなるので、これは一長一短かと思います。
・立ち上がり・読み込みなどの動作が早い
これは言わずもがなですがストレスなく書くには動作が軽い方がいいのはもちろんだと思います。
さいごに
まだまだとても完璧に使いこなしている訳ではありませんが、ノードごとの文字数がひとめで分かる、クリックひとつで原稿用紙換算がすぐ出来る機能もけっこう便利です。
ということからVerticalEditorは小説の執筆にはもってこいの有用なエディターで『羊 夜 世界』の一巻からずっとお世話になっています。
短編小説やブログ用にもうひとつ別のフリーのテキストエディターを使っているのですが、そちらはまた別の機会にご紹介します。
2020/07/13に簡単な使い方の記事をアップしました。
よろしければこちらもどうぞ。
フリーの多機能テキストエディターVerticalEditor(ヴァーティカルエディター)で小説を書いてみよう 使い方講座(簡易版)
2020/02/13に追記しました
ブログ作成やちょっとした記事、マニュアル。短編小説などを書くときにおすすめのフリーのテキストエディタ
2021/02/11