【不定期更新ゆる企画】新感覚のゲーム会社運営ゲームの仕様をあれこれ考えてみる企画

2022/02/07

制作連載企画2022(企画)

次の新しい制作物が出来るまでの繋ぎとして、気軽でゆるい企画をはじめました。内容としては、単純に自分がやってみたいゲームの大まかな仕様を勝手に考えて、更に面白くなりそうなアイデアを思いつくままにあれこれとつめこんでしまおう、という割りと見切り発車的な連載ミニコーナーです。

この連載企画をはじめようと思った動機


このブログでもいくつか記事になっていますが昨年、一昨年と色々なきっかけにより、久しぶりにまたシーンとしてのゲーム業界全般に対する興味がふつふつと沸き立ち、最近では『ゲーム機大戦』の動画を見返したり『セガvs.任天堂/Console Wars』の動画だけでなく元になった本も読み始めたら、自分が興味がある分野ということを差し引いても、片時も目が離せない程に変化が激しく、あらゆる企業や個人。人々の思惑が織りなす数々のドラマがあってやっぱり凄く面白い業界だなあと改めて思いました。

それでこの業界をテーマにしたゲームがあったら絶対面白いだろうし、隅から隅までとことんやり込むのに、と思い仮にそれが実際に出たらどんな感じのものになるのだろう? というかなり単純な思いつきで、この企画をはじめました。
あわよくばこれを見た方が作ってくれないかな、という下心も僅かながらにあったりするかもしれません。

しかしながら何故こんなにもこの業界に魅了され心が惹きつけられるのかと考えてみると、その時々の最新や既存の技術と密接に関係があって成長著しく、目まぐるしいまでの変化が短期間で起こる分野で、人のアイデア次第でいかようにもなる工夫が生きる、常に新しい面白さを提供してくれる業界だからではないかと思いました。

現代の多様化・細分化したエンタメによる可処分時間獲得合戦、エンタメ戦国時代の現代の中で、数々の明晰な頭脳と高度な技術を持った人達が火花を散らし切磋琢磨する、目のくらむような大金が唸る浮くか沈むかのこの業界の醍醐味の一端でも味わえるものがあったらいいな、という発想からこの企画が生まれました。


既存のゲーム会社運用ゲームとの違いとしては



カイロソフトの『ゲーム発展国++』というとても面白いゲーム会社運営ゲームがあって、主な内容としてはゲームの作り手である各職種を登用し、ゲームハードやゲームソフトを開発し、より多くの売り上げと高評価を獲得するマネジメントものですが、もう一段階上のレイヤーである全体を舵取りする経営者(あるいはオーナー)として会社を運用する要素にフォーカスしたものが今回イメージしているゲームです。

例えとしてはあまり適当ではないかもしれませんが、実際に戦場で戦う『Battlefield』と、国として軍隊を動かす『Hearts of Iron』の関係のようなイメージです。

参考画像『Battlefield Ⅴ』


参考画像『Hearts of Iron Ⅳ』

具体的な例のひとつとしては、複数ラインの開発室を同時に運用する形として各職種の開発者を直接登用するのではなく、開発者を面接する幹部クラスの人物をプレイヤーの判断で選出するという、会社のイズムや方向性をきちんと理解・継承した人物を据えることで、会社の決めた方針をぶらさず進めていくことに重きを置くゲームデザインがいいなと考えました。
これは国取り系ゲームでよくある、各諸侯を選出したり心情や忠誠心を管理するイメージです。


業界の問題とえぐみの要素もあるといいかも
 
市場規模からして大きな金額が動く商売である以上、社会的な責任や影響力。またそれらに付随する数々の問題が起こりうることを『セガvs.任天堂/Console Wars』の本を読んでよく分かったのと同時にそれらのえぐさも改めて実感したので、そういった社会的要素を一企業の社長としてどう対応するのか、理念や利益追求とどう上手く両立させるかという要素もまた入れ込みたいと思いました。

競合他社や株主を意識しつつ社会的な要素や世情に翻弄・コントロールされながらも、企業の社長となった気分でロールプレイできる感じで、もちろん会社のリソース管理と共により質の高い製品をより上手く売るというスタンダードなストラテジー(戦略)要素もありつつ、それをどの層にどのように売るかという方向性であったり、社会や業界の中においてその会社のポジション取り的な企業アイデンティティ(社風とかカラーとか)の確立と、その正しさを証明する為の闘いの要素もまた重要なものにしたいと考えます。

この例として『Civilization』の武力統一勝利ではなく文化的勝利のような色々な勝利条件があったら面白いなと思います。


次回予告


次回は基本システムを考えたり、どんな要素を入れ込んだら面白いかなどを色々考えて追加してみようの回となる予定です。


自己紹介

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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