かなりひさしぶりのおすすめ本の紹介記事です。度々チャンネルの方はご紹介しているような気がしますが、最近機会があってまた改めてこの本を読み返したので、ざっと簡単に本の概要の紹介がてらに個人的なおすすめのポイントなんかをなるべく内容のネタバレなしで書いています。
『ナオキマンのヤバい日本の秘密』
日本文芸社
『ナオキマンのヤバい日本の秘密』
日本文芸社
何が"ヤバい"のか
かなり大まかにですが
・このままじゃまずい、現状これがまずいという意味のマイナス方向のヤバイ
・主にプラス方向の凄い、という意味でのヤバイ
こんなヤバイことがかつてあったよ、という意味でのヤバイもありました。
と、そんな感じでどれも興味が惹かれる色々な種類のヤバイが詰まっていました。
タイトルを見ただけで複数の解釈が出来る、うまいタイトルだなと思います。
それにしても個人的に目次を見ただけでわくわくするというか、興味が惹かれる本は久しぶりでした。
日本の今のこと、そしてこれからの未来のことが簡潔に分かる
例えばニュースなんかでも、今起きている様々な問題は頻繁に耳にするけどなんでそうなったのか。なぜそんな問題が起きたのか。ということまではひとつのトピックからではまず分からないし、中々その問題の本質的な部分までは見えてくることがなく、その後に続く解説を見ても聞いてもいまひとつピンとこないというか、本当にそうなのだろうか? という疑問を抱えつつも結局そのまま表面的な浅い把握というか解釈で終わってしまうことが多々あると思います。
そんなどこか釈然としないもやもやを、現状なぜこうなっているかの根本的な正体をさすがに全部とは言いませんが日本のルーツに始まり、過去の歴史や人物、出来事などを元に項目ごとに簡潔に、そしてかなり突っ込んで書かれています。
本書の中にもありますが、内側にいると中々見えにくい。知る機会がなくなんとなく漠然としたイメージで形成されている問題点、歴史と現状をより具体的な形で分かり易く、そしてナオキマンらしいフランクな感じで書かれています。
きっとこれを読んでいる最中は思わず「ああそうだったのか!」「そういうことだったのか!」「こんなことがあったのか」なんて言ってしまったり、膝を叩くことが多々あるかと思います。
それはまさにカタルシスというか目から鱗という感じで、特にこういったあまり表には出ない情報に今まであまり触れてこなかった方には、この本の内容にどれも新鮮な驚きを感じるのではないかなと思います。
楽しみ方の間口の広さ
Youtubeにアップされている動画も毎回欠かさず見ていますが、その度に思うのがあくまで都市伝説として気軽にカジュアルな感じでエンタメのひとつとしても十分楽しめるし、しっかり真剣に内容と向き合えば、それをきっかけに色々と調べるようになったりと、考える力や物事を見極める力が養われるようになってきたりと、真剣に向き合った分、ちゃんと得られるものも大きくなるような作りになっていることが凄いなあといつも見る度に思っています。
そういった間口の広さというか受け取り方によって。あるいはその時の状況や気分によって付き合い方、楽しみ方を変えることができるのが魅力ではないかと感じています。
と、そんな毎回の動画の質の高さも納得の内容の本でした。