ベターコールは週一配信
ナルコスは全話一挙配信だったのですが、ベターコールは毎度おなじみの週一配信方式で、このブログを書いている今現在まだ第六話までです。
この配信形式は毎週配信日を待つ楽しみがありますね。というか連続ドラマは週一で見るという感覚が染みついている人が多いのではないかと思います。
もちろん一挙に全話配信はオンデマンド視聴の強みであるいつでも好きなタイミングで好きな分だけ見られるので便利でいいんですが。
ということでとりあえず途中の折り返し地点である第五話まで見た感想かつ、途中でメモもとらず単に楽しんでみてただけなので大した感想は書けませんが、ここが面白かったとか楽しかったというのをざっと書いていきたいと思います。
ベターコールソウルとは?
AMC制作のアメリカの人気ドラマ『ブレイキングバッド』の登場キャラクターである悪徳弁護士ソウル・グッドマンが主人公となったスピンオフ作品です。
とまあスピンオフ作品なんですが、ブレイキングバッドを未視聴でも十分楽しめる内容となっています。
もちろん本編のブレイキングバッドを見た方がより楽しめるかのは間違いないかと思います。
各話の感想
第一話 魔術師
毎度同じく本編後のシナボンのタカヴィグパートから始まりましたが、今回は結構不穏な感じです。
ソウル時代のお調子者っぽい厄介ファンに絡まれるのは気の毒な反面若干面白かったですが。
というよりも、例のCM軍団が出て来て大満足の回でした。もう様式美であるいつもの茶番っぷりは健在ですね。検察の人も本当にいいキャラですね。
彼らが画面に出るだけで何か面白いことをしてくれるんじゃないか感は異常です。
初っ端いよいよソウル爆誕で、タイトル名を回収の回でおお、と思いましたが後半はどうもジミーとキムの互いの考え方やポリシーみたいなものが噛みあわなくなってきたというか、少しづつ歯車が狂ってきた感がするんですが、ブレイキングバッドに出てこないキャラ達が一体どういった結末を迎えるのか段々気になってくるところです。
エンドロール前に「ロバート・フォスターに捧ぐ」とありますが、この俳優はブレイキングバッドにも登場していた人消し屋のエド役の俳優の方なんですね。
エルカミーノブレイキングバッドにも出演していましたが、それが遺作となってしまったようです。心よりのご冥福をお祈りします。
『ブレイキング・バッド』エド役ロバート・フォスター、映画版配信日に永眠。共演者がコメント発表 | ニュース | 海外ドラマ | 海外ドラマNAVI
第二話 50%オフ
まだ前半ですが今のところ今シーズンで一番面白かった回ではないかと思わせる回でした。
まずはクレイジー8の排水口が詰まって一人逃げ遅れた様をこっそり観察している下りで爆笑で、続くエレベーターをわざと止めるシーンが面白くて大満足でした。
ジミーは本当に自分のペースに引き込むのが上手いというか実にわざとらしい演技が段々くせになってきますね。
個人的な話ですが結局のところ何が見たいかってジミー(ソウル)の巧みな話術と、持前の機転と機知で苦難や問題を乗り切る痛快さが一番なので、それがいかんなく発揮されているのが、面白い回という実に単純な考えです。
今回はそれを十分満足させてくれる回でした。
第三話 うってつけの男
もうこの回はブレイキングバッドでお馴染みのあの二人、ハンクとゴメスの登場で一番盛り上がるんじゃないかという回でした。
この互いに軽口をたたき合う感じがもう懐かしくて相変わらずこの二人は変わらないなあという安心感がありました。
取り調べ室のソウル、ハンク、ゴメスにクレイジー8とここだけ見るとまんまブレイキングバッドの面子でこうなってくると、いわずもがな主役のあの二人の登場が待たれます。
やさぐれマイクと、シリアスなナチョのパートはなんというかすでに別なドラマの雰囲気でした。
第四話 ナマステ
メサヴェルデの立ち退きのオチがひどくて(主に下品方面で)面白かったです。
後はやはりガスの決着とポジョスの店員の居残り残業がシンクロしているのが一番の見どころでした。
こういう本人らは目の前のことに一生懸命なんだけど、どこか滑稽さもあってそれを傍から見ているとコメディっぽい面白さがあるというか、こんな高度な笑わせ方をしてくるのがまさに実にベターコールらしさがあるというか、ブレイキングバッド感も感じるのですが他の方はどうなんでしょうか。
タイトルのナマステがまさかハワードの車のナンバーに書いてあるものとは思いませんでした。
第五話 マックスに捧ぐ
今回もマイクの工作タイムはあるかなあと今か今かと待ち構えて訳ですが、今回もちゃんとありました。いつもより若干短めですが。
ガスの過去がちょっと垣間見えるのも本編の補完になっていますね。
それにしてもコールセンターの建設をあの手この手で妨害するジミーの手腕が本領発揮していますが段々ソウルっぽさが出て来た感満載でこれまた満足な回でした。
この情熱とか才能を使って本気で真面目に取り組めば相当有能な弁護士になっていたような優秀さはあるんじゃないかと思うものの、そうなると今持っているうさんくさいけど頼りになる汚れ仕事もなんのそのっていう魅力は半減してしまうだろうし、さもありなんですね。
でもよくよく思い出したら根本的な部分は昔の滑りのジミーの時から変わってなかったんだなと。
そしてジミーに限らず登場人物たちが大体においてほどほどにしておけばいいのに、つい一線を越えがちで結局全部駄目になるというパターンが多い気がするので、いつかちゃんと引き際を心得たソウルが見てみたいものです。
その辺のカタルシスというか、何でもいいのでスカッと終わるような結末をタカヴィグのパートで補完されたらいいなあと密かに期待しながら見続けています。
ということでまた後半の五話分の配信が終わったところでまとめの感想を書く予定です。