普通にやってもあんまり面白くないので、今回は試しにお料理教室風の形式でお届けしてみます(記事自体は割と真面目に書いてます)
用意するもの
旬なネタ : なんでも
アイデア : 解凍したもの
やる気 : こさじ一杯
スパイス : 適量
まずは材料の下ごしらえから
要素を種類別に分け、更に小分けのパーツに切り分け成形していきます。
環境的な要素、設定的なものは具材としての扱いで、更に大きな設定はベース(例えば鍋に入れるスープ的なもの)としてみます。
具材
スクール オフィス スポーツ(またはeスポーツ) カジノ キャバクラ タレント 観光旅行 博物館 墓参り
ベースの材料
AI VR(仮想空間)
とりあえず全部ごった煮にしてみる
とにかく相性も組み合わせも考えずに片っ端から適当に放り込んでみたところ、大体こんな感じのものが出来ました。
味付けはまだまだ変えていけるので、今の段階ではかなり大味になっております。
出来たものその1:
世の教育設備はすでに仮想空間上のオンラインスクールに移行していた。
そこに来た少し不思議な転校生の正体はなんと……AIだった。
出来たものその2:
仮想空間上にあるオフィスに勤めるサラリーマンが主人公。
目前に迫る大規模な事業の前に、予期せぬ大きなトラブルが発生。そしてそこで畳みかけるように発覚する衝撃の事実。
長年苦楽を共にしてきた相棒の正体はなんと……AIだった。
出来たものその3:
とある仮想空間上のスタジアムでは、日々プロプレイヤー達が様々な競技で互いにその技を競い合い、しのぎを削っていた。
中でも○○(競技名)の世界大会は、世界中が注目するほど人気の競技だった。
その優勝候補であるチームにある疑惑がかかる。その正体はなんと……AIだった。
或いはそこに強力なライバルが現れる。その正体はなんと……
……と、この調子で続けたいところですが段々オチが一緒で漫才か大喜利めいてきたような気がするので、少しAIの設定を変えてみます。
出来たものその4:
仮想空間上にあるカジノが舞台。主人公は界隈の凄腕のギャンブラー。
カジノを管理するスーパーAIとの全身がひりつくような出し抜きあいと騙し合い。
待っているのは目のくらむような大金か破滅か。
その最終決戦の夜は迫っていた……。
出来たものその5:
仮想空間上に存在するキャバクラ有名店。
しかしそこに在籍するきらびやかなキャバ嬢はすべてAIだった。
トップの座をかけ日々骨肉の売り上げ競争。あの手この手で客から金を吐き出させる。
つまりそれは彼女らのAIをプログラム、管理するマスター同士の闘いでもあった……。
自分で書いておきながらも色々と突っ込みたい所があるうえに少し長くなってきたので、残りの項目は保留にしてここで一旦出来具合を吟味してみます。
いざ実食
バーチャルスクールの所見
なんとなくもの凄くどこかで聞いたことがあるものっぽい気が凄くするので、もうひとひねりぐらい加えないとかなり陳腐になりそう。
でもプラスアルファに何を足すか次第で十分面白くなりそうな素養はありそう。
生徒を会社員に置き換えることも出来そう。
バーチャルオフィスの所見
世によくある企業ものをAIとVRという新しいもので換装してみるのは割と目新しいかもしれない。
ただその要素独自の面白味を付け加えないと設定が生きないっぽい。
これも工夫次第で十分面白くなる素養あり。
バーチャルスポーツの所見
これもまた世に多くあるスポーツものの様式美に沿って、新たな設定でやる面白味はあるかもしれない。
ただし既存のスポーツではありきたりなので、仮想空間ならではの要素。
現実ではない仮想の世界で競う新たなスポーツを考案する必要がありそう。
バーチャルカジノの所見
主人公がギャンブラーというのがありきたりだったので、ここは視点を変えて従業員や運営者を主人公にしたら面白いかも。
その場合、いかに巧妙なイカサマを見抜くかというカイジ的な面白さは出るかも。
要検討。
バーチャルキャバクラの所見
キャバクラを題材としたゲームがあるので、それを楽しむような要素をお話の中に取り入れたら良さそう。
視点としてのメインカメラ(主人公)をマスターや嬢ではなく、店側にするのもライバル店との競い合いにしても十分面白そう。
要検討。
今回のまとめと次回予告
素材に助けられたといいますか、選んだ素材があまりニッチな感じに寄り過ぎたものではなかったので(多分)どれもこれからの味付け次第。またはプラスアルファ次第で十分面白くなるんじゃないかなと思いました。
次回は残りの項目を今回と同じ様に、試しにちょっとしたお話を作って吟味する回になる予定です。
しかしながらまだまだ候補を絞り切れそうな気配がないのでテーマをルールと制定して対戦形式、またはトーナメント形式で物語同士を競わせても面白いかも、と思いました。