セガのアーケードゲーム筐体が6分の1のミニサイズとなった『ASTRO CITY mini』(アストロシティミニ)を遊んでみました

2020/12/18

コンソールゲーム

昨日の17日にセガの名作アーケードゲームが37タイトルも入ったアーケード筐体アストロシティのミニサイズ版、アストロシティミニが発売となったので、さっそく遊んでみました。
 

本体



本体はこんな感じでした。実際のものを手に取ってみると、思っていたよりも結構大きいサイズでした。
何より筐体がそのままミニサイズとなっているので、ディスプレイ要らずで音もちゃんと本体から鳴って、更にはコントローラーを差す手間もないので、電源を入れてすぐ遊べる手軽さが良い感じです。

となれば電源さえ確保できればどこでも遊べるということで、イヤフォンでもヘッドフォンでも差せばどこでも好きな場所で遊べるのは良いですね。
電源はメガドライブ(ジェネシス)ミニと同じくmicro USB Type-Bでした。


電源を入れるとちゃんと本体画面上部も光りました。
ミニサイズですがかなり見た目も本物そっくりな作りなので、部屋に飾っておくだけでちょっと気分が上がります。


百円玉と比べると大きさはこんな感じです。
なんでも公式サイトによると本物と同じ材料、設計で作られているそうで、確かにコントローラーとボタンの感触は本物と同じ様に感じました。
こういった細かい部分にもセガのこだわりが感じられます。
インカムのボタンとスタートボタンが分かれているのも、ゲーセン感覚で楽しいです。

操作性は?


6分の1のミニサイズとなっているので操作性はどんなものかなと思いましたが、やや手狭でレバー操作に若干コツがいるものの普通に遊べました。
ちゃんと平らな安定した場所の上に置いて、かつ本体をしっかりと重いものなどで固定すれば激しいアクションものでも十分遊びやすくなりました。
  
 
シューティングゲームに連射機能が搭載されているのも助かります。


より快適に遊びたいのであれば、本体裏側に接続口があるので(USB Type-Aでした)別売りの専用コントロールパッドかコントロールスティックを導入してみるとよさそうです。
HDMIの映像出力にも対応しているので、同梱しているHDMIケーブルでディスプレイに繋げばよりいっそう快適に遊べるかと思います。

メニュー画面



本体裏側の電源スイッチを入れると、言語設定の後メニュー画面が表示されました。
この画面が何かのメニュー画面に似ているなあと思ったら、アーケード版のproject DIVAのメニュー画面に若干似ていますね。
 

DIVA繋がりの話としては『多重未来のカルテット』の曲の元ネタのBGMである『カルテット2』が入っていました。このBGMを聞くとつい歌詞を口ずさみたくなります。


メニュー画面でFボタン(下段右端のボタン)を押すと、選択している(一部の)ゲームBGMを聴けるのも芸が細かい感じでした。
それにしてもメガドライブミニと同じくメニュー画面の曲が、ノリが良くてしかもまさにセガっぽい曲でずっと聴いていたくなるくらい良い曲です。


ゲーム開始前に操作方法が表示されるのも親切なシステムでした。

収録タイトル

 

フリッキー
忍者プリンセス
青春スキャンダル
スペースハリアー
ファンタジーゾーン
ワンダーボーイ
カルテット2
アレックスキッドwithステラザ・ロストスターズ
エイリアンシンドローム
ワンダーボーイ モンスターランド
SHINOBI 忍

 

ソニックブーム
獣王記
スクランブルスピリッツ
ワンダーボーイⅢモンスターレアー
ゲイングランド
サイバーポリスイースワット
シャドーダンサー
エイリアンストーム
コラムス
 

ボナンブラザーズ
コラムスⅡ
アンダーフォースAC
ラッドモビール
コットン
アラビアンファイト
ゴールデンアックス デスアダーの復讐
ぷよぷよ
ダークエッジ
タントアール
バーチャファイター
 

スタックコラムス
イチダントアール
ぷよぷよ通
ドットリクン

さっそくいくつか遊んでみました



 

やっぱりまず最初はバーチャかなということで『バーチャファイター』をプレイしてみました。
スティックで操作するとゲーセンの雰囲気が出て良い感じです。このアストロシティの画面からクレジットとスタート音。キャラセレクトのBGMが流れるだけでテンションが上がってきます。

3Dかつ人体の重さを感じられるようなリアルなキャラの動き。爽快な技と効果音。キャラごとの戦略の組み立てや相手との駆け引きの奥深さなど。
ストⅡとはまた違った新たな格闘ゲームの分野を切り開いたエポックメイキングなゲームだなと今回久しぶりに遊んでみて改めて感じました。


続いて『ファンタジーゾーン』です。ファンタジーゾーンは様々なハードで移植されましたが、アーケードの完全移植版が出るまでの長い道のりを考えるとこうしてアーケード版が遊べるのがなんだかありがたく感じられます。
5面の雪ステージのBGMが特に好きなので、プレイする度に必ずここまでたどり着けるようになんとか頑張っていた思い出があります。


 

他にもスペースハリアーなど様々な家庭用ハードに移植されたタイトルは数多くありますが、こうしてアーケード版のゲームを37タイトル一気に、そしてこんなに手軽に自宅で遊べるようになったと思うと非常に感慨深いというか、時代の流れを感じます。


コラムスは『コラムス』『コラムスⅡ』『スタックコラムス』と三つ収録されていました。
ゲームセンターではやや地味ながらも息が長く、しっかりとした固定客がいる手堅いジャンルのひとつであるパズルゲームがちゃんと入っているのは嬉しかったです。

(あくまでかなり偏った個人的なイメージです)テトリスにも言えるかもしれませんが、特にコラムスは煙草の煙がもうもうと満ちた薄暗い場末のゲーセンなんかには必ずあって、何故かその店ごとにかなりやりこんだめちゃくちゃ上手い人がいたりすることが多々あって(おそらく暇を持て余したそのゲーセンの店員である説が濃厚)面白いと思います。

とはいえよく遊んでいたのは家庭用でしたが、単純に綺麗な宝石が連鎖で次々と砕け散っていくのを見ているだけでも楽しかったので、飽きもせずに延々と遊んでたことを思い出して懐かしくなりました。


セガの看板キャラのソニックの先輩でもあるアレックスキッドのアーケードゲーム版も入ってました。
メガドライブ版のアレックスキッドは遊んだことがありますが、こっちはやったことがなかったのでこの機会にプレイしてみたら激ムズでした。

さいごに感想


まだまだ遊び始めたばかりですが、コントローラースティックということもあって個人的にかなりアーケードをプレイしている気になれて、しかも思う存分何度でも連コイン出来る気持ちが味わえる逸品でした。
収録されているタイトルをよくゲーセンで遊んだ方には特におすすめかと思います。

もし仮にこのアストロシティミニの第二弾があるとしたら、まだ入っていないゲーム(出来ればバーチャ2など中期や後期のもの)を是非入れて欲しいなあと思いますが、更に紙媒体などでインストカード集やポスターなんかを集めた本みたいなものが出たら、このアストロシティとあわせてよりいっそう楽しめそうな気がします。

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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