エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIEを見ました

2019/10/17

ドラマ・映画感想

さっそく全部見ました。
多少ネタバレを含みますのでご注意ください。




ブレイキング・バッドって?


ニューメキシコ州アルバカーキ。高校で化学を教えるウォルター・ホワイトは内気で温厚で、真面目すぎる50歳の男性。第2子である娘を妊娠している妻スカイラーや脳性まひを持つため杖が放せない高校生の息子ジュニアとつつましく暮らすため、放課後は洗車場でアルバイトをしている。ところが肺がんだと判明し、余命はわずか2年と宣告される。そんなウォルターの中で、何かに火がつく。ウォルターは自分が亡くなった後に家族が苦労しないよう財産を残そうと、ドラッグの精製という超ヤバい副業に手を出す。かつて一流研究者だったがなぜか高校教師に転じたウォルターは、そのディープな化学の知識を駆使して純度99.1%という驚異のスーパードラッグを生み出し、元教え子であるディーラー、ジェシーをパートナーにして闇のビジネスに乗り出す。ところが、おいしいネタを狙ってワルどもがどこからともなく集まり、ウォルターもジェシーも気が休まるヒマはゼロに。しかもスカイラーの妹の夫(つまりウォルターの義弟)であるハンクはDEA(全米麻薬取締局)で働くドラッグ・ハンターで、アルバカーキに新たな危険人物(本当は義兄ウォルター)が現れたことで、何だかハッスル。あるディーラーに命を狙われたことをきっかけに人として許されない一線を越えてしまったウォルターは、自分の最大の武器である知性をフルスロットルで駆使し、ギャングに負けないほど武装化し、当局に捕まらないよう対策を講じていく。“失うものは何もない”。孤立無援の極限バトルにウォルターは飛び込んでいく!

http://www.breakingbad.jp/story.php

視聴前の予想


私の場合はこのドラマの評判を聞きつけ、字幕吹き替えとなんだかんだとドラマ版を合計3回は全部通して見ていました。スピンアウトのベターコールソウルもとても面白くて次のシーズンが海外ドラマの中で一番楽しみにしているドラマです。その為にNETFLIXに加入していると言っても過言ではありません。

そんなところで視聴までは予告動画やニュースなどの情報を完全にシャットアウトして、まったく何も前情報のない純粋に楽しめる状態で見ました。
まったくもって安易な予想ですが、おそらく出演者総出のお疲れさま会みたいな、割と起伏が緩やかで大まかな内容のものになるのではないかなあと予想していました。
要は映画という形態ということで、新規の人でも入り易くとっつきやすい。けれどドラマを全部見たファンとしては少し物足りない。浅く広くドラマ本編の雰囲気が伝わるぐらいの内容になるのかなと思っていました。

それにしても映画ならドラマ版のダイジェスト見たいになるのかな、とか。
その後の続きからにするとしてもあそこまで綺麗に終わっているので付け加え様がないだろうなあ、とか。
というかそれならそもそも死んだキャラは出てくるのだろうか? とか。
とにかく一体どんな内容になるのだろうとあれこれ想像しながら非常に楽しみにしていました。

視聴後の感想


完全に最初から最後までドラマを見た人向けの作りに徹したものとなっていました。
キャストがざーっとちょっとづつ総出してなんとなく二時間が終わるようなファンを安易に喜ばすような浮ついた内容ではなく、まるでドラマ版の追加分の二話を見たような気にさせてくれるような、ちゃんと地に足をつけたしっかりとした堅実な作りになっていました。
要はファンの声や続編を希望する熱烈なアンコールに答え、ちょっとだけのあいだ幕が上がったかのような印象を受けました。あくまで個人的にはですが。

この堅調ながらも、放送後何年も経った時の流れを感じさせないドラマ版の雰囲気はそのままの丁寧な作りはドラマを追ったファンは十分満足するんじゃないかなと思います。
少なくとも自分は満足しました。

考えてみればドラマはかなりの数のお話と時間をとってじっくり魅力を伝えられますが、映画となるとたったの二時間くらいなんですよね。
その限られた時間制限の中であくまで主人公視点に固定して、更にその内容を絞ったのは流石と言わざるを得ません。
何より途中のハラハラドキドキあり、良いシーンもあり。ラストの余韻も良いと内容自体も面白かったこともあって、非常に満足度が高かったです。

そしてなんといっても後半、ほぼラスト付近での回想シーンのウォルターの台詞がぐっときましたね。
短い台詞なんですがまるでドラマ版全編を総括するような、ちょっとじーんとくるようなとても良い台詞でした。
あの時こんなやりとりがあったんだ、と。また改めてドラマを見ると違った見え方が出来そうです。
不意打ち気味にこんな良いシーンをラスト付近にもってくるのは反則ですね。

さいごに


完全に本編の続き。ラストシーンそのすぐ後からということですが、決して蛇足にはならず、ちゃんとラストの感動はそのままに。
その後のジェシーの大体の様子が分かりかつ、ところどころ回想という形で死んだキャラも出て来たりと(ソウルやガスが出なかったのがやや残念ですが)ファンや最後までドラマを見た人には十分満足のいくものになっているのではないかなと感じました。

ドラマ本編はあまりにも見事にラストシーンを迎えたので、その余韻を楽しみたければ少し間を置いて。
え、その後どうなったの? と続きが気になる方はすぐに見てもどちらでもいいと思います。

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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