それぞれに特徴がありますので自分の好みやスタイルにあったものを選ぶのが良いと思います。
1.でんでんコンバーター(無料)
電子書籍作成サイト
https://conv.denshochan.com/
特徴
でんでんコンバーターはアップロードされたテキスト等を電子書籍の標準フォーマットEPUB 3に変換して出力するウェブサービスです。
次の種類のファイルをアップロードできます。
テキストファイル (Markdown、PHP Markdown Extra、でんでんマークダウンの記法に対応)
画像 (PNG、JPEG、GIF)
CSSファイル
設定ファイル(ddconv.yml)
https://conv.denshochan.com/about
使用感
ソフト不要のネット環境だけで電子書籍を作成できる便利サイトです。
表紙画像、本文のテキストファイル、挿絵画像(挿絵がある場合)をまとめてアップロードして、本のタイトルや著者の設定などをするだけで簡単に電子書籍が作成できます。
ソフトのダウンロードが必要ないことと、目次ページや扉ページを自動で作ってくれる機能はとても便利ですね。
トップページに注意書きがありますが、1冊が10万文字を越える本の作成となると変換にかかる負荷が高すぎてサーバーが停止するケースが増えているとのことで注意が必要です。
拙作の『羊 夜 世界』の一巻と二巻。『恋スル信号機』『8月32日』はこのサイトで作成しました。
2.LeME - Let's make ebooks! -(無料)
ダウンロードサイト
https://leme.style/navigator/
特徴
PCにダウンロードするタイプ(インストール不要)の電書籍作成ソフトです。無料ですべての機能が使うことができますが、作成した電子書籍の最後のページにLeMEの画像が入ります。これはライセンス料を支払うことで削除できます。
使用感
必要なテキスト・画像ファイルを登録するだけの手軽さで、でんでんコンバーターと同じ感覚で使えました。目次の自動作成機能もあります。PCソフトなのでサーバーの負荷、混雑時の遅延を気にせず、修正箇所を発見する度に何回もEPUB(電書用のファイル)を作成できるのは大きなメリットでした。
拙作の『Reberv』、『椛死』、『クロニトロニカ』一巻上巻はこのソフトにて作成しました。
3.一太郎(有料)
製品紹介サイト
https://www.justsystems.com/jp/products/ichitaro_2017/
特徴
有料の日本語ワープロソフトで、電子書籍の作成も出来ます。
使用感
ほぼ実際の完成形を見ながら編集できるのは、写真集やイラスト集など画像がメインの電子書籍の作成に便利かと思います。
有料ソフトということと、ある程度ソフトの使い方を覚える必要があるので上記のふたつよりは、ややとっつき辛いかもしれません。
作成した後にKindle/mobi形式で保存することで、電子書籍を作成することが出来ます。
2017年版を使っていますが、一太郎の標準機能で搭載している校正機能がかなり便利ですね。