不定期雑談 第46回

2024/06/19

雑談・ご挨拶など 動画紹介

雑談はしばらく間をおこうと思っていたら、かなり考えさせられる話を聞いたので、更に追加雑談です。


お話を聞き終わってふと頭に思い浮かんだのはどの国とは言いませんが二枚舌、三枚舌外交が得意な国のことでした。
もとは争いなんてなかったのにそのせいでとても長い間争い続けている国同士があるとしたらそんなに悲しく馬鹿げたことはないなと思わずにはいられません。

これはまさに悪魔的とも思える訳で、悪魔とは自ら手を下さない人を介して悪事を行う。人を操り争いあわせてほくそ笑む、敵愾心を金に変えるような存在ではと。
なんというか悪魔というのは本当は儚くか弱いもので人を操ることでしか大きなことを起こせない筈ですが、それに心を支配されているうちは、つけこまれてしまっているうちはなかなか自力では抜け出せない沼のようにも見えます。

例えば喧嘩なりでとても腹がたって相手を責めたくなった時に、自分にも多少の非があるのかもしれないと気が付いても。相手にも多少の正当性があるのかもしれないと気が付いても、あえて見ないふりをしてしまうこともあるし、自分を守る心や怒りの感情に支配されて振り上げた拳をなかなか止められないのが人の心の弱さで、悪魔はそう言った人の心の弱さやずるさを熟知してうまく操っているのは間違いないと思っています。

もうひとつの例とすれば最初は部族間の小競り合い程度の争いだったものが、敵対部族を憎むあまり、あるいは自分たちの利益の為に外国の力を借りて相手をやっつけてしまい、その後全体的に弱体化してしまったことでその地域すべてが外国の奴隷となってしまうような、争う前よりももっと酷い不利益を被ってしまうことのようにも思えます。

人の心をコントロールする効果的な方法

これはやはり怒りと恐怖。特に疑心暗鬼が人をコントロールする為に一番効果的な手段であると歴史が教えてくれているように見えます。
これを引き起こす装置。まさにメディアは悪魔そのもので「あの国は危険だから」「拡張主義的な野心や気質がある」「危険な武器を持っている」「こんな風に侮辱している」と喧伝し、それが本当に純粋な気持ちで警鐘を鳴らしているのか。平和と安全が考えの根底にあるのかといえばそんなことはまったくなく。

そういうのに限って人に戦わせておいて自分は安全なところでこそこそ隠れて指示しているような、一見まともなことを言っている様に見える保守の仮面を被った卑怯者が多いわけで、それを見破る必要は常にあるなと思えます。

よくある他国の文化や文化財を侮辱する行為も、敵愾心を煽り最終的には戦争へと引きずり込む為の工作とも言えるし、やったことはやったことできっちり相応に罰すればいいだけのものをあえて、国内の政府に巣食った売国奴的な連中の指示で無罪放免にして逃がして、更に国民感情を逆なでしているのもそのテクニックのひとつではと。

そもそも国という単位でひとまとめにしがちですが一枚岩ではないことが結構あって互いに反目しあっていたり裏では握っていたりもするし、大雑把に国としてだけ捉えると大体実態を見誤ることも多く、更に言えば国のトップや外交官が言っていることが国民の総意であることはまずないのでここは常に分けて考える必要があると考えるのが普通ではと。

それを理解して思わず考えなしに相手に向けそうになる怒りや批判を、人と人とを仲たがいさせて争わせようとする者や卑怯な扇動者にちゃんと向ければ、互いの利益の為に協力できるし、今ある様々な問題がかなりの部分片付くのではと思えます。

余談

怒りという感情は嫌なものだし怒ってはいけないと言われることも多いですが、やっぱり怒りも大事な感情のひとつで、他のどんな感情もうまく使えれば、怒りひとつでもその感情を抑えている人より、もっと多くのことが出来ると思っています。

確か最近聞いた藤原直哉先生の話で感銘を受けたものに、頭と胸と腹(肚の方が正しいかも)というものがあって、自分なりの解釈ですが頭が思考と打算。胸が感情。肚は感情にも似ているけれど、もっと静かでもっと力強く外向きで行動的なもののような、覚悟みたいなものと捉えました。

怒りの爆発的なエネルギーは破壊的であまりいい結果にならないことが多く後悔することも多いですが、ここで肚を使うところでエンジンのようにきちんと枠に収め影響力を考慮した上で進むべき方向を定めてそこに伝わるように建設的なことに使えば、普段では出来ないことや到達できないところまで進めるのではないかと思えました。



自己紹介

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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