予告映像
概要
『バリー・シール/アメリカをはめた男』(バリー・シール アメリカをはめたおとこ、American Made)は、2017年のアメリカ合衆国の伝記犯罪映画。監督はダグ・リーマン、主演はトム・クルーズ。パイロットとしてCIAの仕事をしながら、麻薬の運び屋でもあった実在の人物バリー・シールの実話をもとにしたフィクションである。
あらすじ
民間航空会社の敏腕パイロットとして何不自由ない暮しをおくるバリー・シール。彼の元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。CIAの極秘作戦に偵察機のパイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としても天才的な才能を見せ始める。ホワイトハウスやCIAの命令に従いながらも、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。だがそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた…。
ユニバーサル・ピクチャーズ公式youtubeより引用
実話をもとにしているけれど、ちゃんとエンタテイメント映画
実際にあった出来事かつ実際に存在した人物たちが登場する実話ものですが、ドキュメンタリー的なものではなく、純粋なエンタテイメント映画となっておりアクション映画的な感覚で楽しめました。
そしてあらすじからも分かる通り、単純に悪者(あるいはお金やらの欲につられた人間)が悪いことでお金儲けしてウハウハで終わり、というものではなく、ちゃんと最後に転落が待っているという現実的なオチがありました。
もしこれがフィクションだったとしたら、割とありがちな転落劇みたいに感じるかもしれせんが、概ね史実通りだということの驚きで面白く見れました。
単なるひとりの野心に満ちた腕の良いパイロットが、様々な運命の奔流に巻き込まれていく様もやはり史実としてみると(多少のフィクションは入っているかとは思いますが)その規模の大きさに十分楽しめました。
なんせCIAとカルテル両方天秤にかけながら大金を稼ぐその胆力に恐れ入りますね。本当にひやひや、はらはらしながら見てました。
お話のオチこそはバッドエンドではありますが、全編を通してシリアスになり過ぎず、暗くもなくコメディっぽいカラッとした空気で史実うんぬんを抜きにしてちょっとしたアクション映画を見るような感じ気楽に見ても十分楽しめるんじゃなかなと思います。
余談ですが邦題は『バリー・シール/アメリカをはめた男』なんですが、原題は『American Made』と、なんだか皮肉が効いている感じです。
ナルコスもあわせて見ると、より面白いかも
おそらく両方見ている方も多いかと思いますが、同じくネットフリックスで人気のドラマ、ナルコス(今月2月の13日になんとメキシコ編の第2シーズンがくるそうで、超楽しみです)でも出てくるパブロ・エスコバルはじめとして(ホルヘも)結構出てきます。
これまたナルコスと同じく随所に当時のテレビなどの記録映像が出てくるので、それを見るとああこれは本当にあったことなんだなあと思わせてくれます。
当時は大体こんな感じだったんだなあと時代背景なんかを感じたりしながら見るのもいいかもしれません。
敏腕パイロット役のトムクルーズといえば
トップガンですが、それもネトフリにあったのでしっかり見ました。何度見ても面白い映画はやっぱり貴重ですね。デンジャーゾーンを聞くだけでテンションが上がります。
今年の7月にはなんと、34年ぶりの新作の『トップガン・マーヴェリック』が公開予定とのことですが、楽しみですね。
余談:トムクルーズの……
当時話題になっていたような気がしますが、そうケツです。
見どころなの? と聞かれると悩みますが絵的には十分面白い場面ですので、いつくるか、いつくるかと待ち構えるのも楽しいかもしれません(ひどい締め)