森林
The Forest(ザ・フォレスト)
https://store.steampowered.com/app/242760/The_Forest/
-45%¥ 2,050
¥ 1,127
乗っていた飛行機が不慮の事故で墜落し不時着した所は危険に満ちた未知の島だった、という海外ドラマのLOSTみたいな感じで始まりますが、fallout4よろしくメインストーリーである行方不明の息子をほっぽって巨大な建造物の建築にいそしんでもいいし、各地の洞窟でアイテムや他の生存者を探したり、島の各地に散らばった銃のパーツを集めてもいいしと割とプレイヤーの裁量で楽しめる自由度はなかなかのもので、次から次へとやりたいことが多くて目移りするばかりでした。
比較的他のサバイバル系ゲームより衣食住のライフラインが安定するのが早いので、その分探索や建築。クラフトなど他のものにリソースを割ける印象でした。
建造物系はアイデアと工夫かつそれなりの時間をかければ外観だけでなく内装まで結構凝ったものを作れることが出来たり、原住民との戦闘もちょっとした駆け引きや武器の選定、パワーアップ要素なども楽しく、迎撃拠点で罠を凝ったりと色々な楽しめる要素がバランスよくふんだんにあってとても面白かったです。
ストーリーのラストはなかなかに衝撃的なので、寄り道前に(後でもいいですが)一度クリアすることをおすすめします。
熱帯雨林
Green Hell(グリーン ヘル)
https://store.steampowered.com/app/815370/Green_Hell/
-20%¥ 2,570
¥ 2,056
このゲームはたんぱく質・脂肪・炭水化物・水分と、栄養素の概念というリアルかつ目新しいシステムがありますが、それだけに温度は気にしなくてよいものの体調(栄養)の管理が大変で安定した飲料水の確保だけでも結構難しく、とにかく最初は死んで覚える感じでした。
それでも何度もリプレイすることにより段々周りにあるリソース(資源)の活用方法が分かってくると成長の実感と共に目に見えて生存率が上がってきて、更に色んなクラフトのレシピを覚えてあれこれ作れるようになってくると俄然面白くなってきます。
そしてその経験をもとにしての腕試しにはもってこいの様々な目的と日数期限が設定されたチャレンジモードはどれもやりごたえがあって、つい時間を忘れて何度もプレイしてました。
forest同様に容赦なく原住民が襲ってくるのですが、戦闘がなかなかに難しく遠距離武器や水辺の安全地帯以外で戦うと結構骨ですが、聞こえてくる歌声の方向であらかじめ避けることが出来、無用な戦闘は避けられるところが妙に凝っているなあと思いました。
後はヒルに噛まれた時や怪我をした時などに治療するため防具のつけ外しをわざわざ行わなくてはならないなどの操作のわずらわしさなどは今後出来れば改善して欲しいかなと思いました。
余談ですがたんぱく質の為うじ虫やら幼虫やら生のカタツムリを無理やり食べさせて、その度に「oh…!」と情けない声を上げながら正気度が下がる主人公の境遇に同情しつつも「泣き言いうな!」とか「生きる為だぞ!」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえるおもしろさ(?)があります。
今後もアップデートが続くそうなので非常に楽しみです。
雪山
The Long Dark(ザ・ロングダーク)
https://store.steampowered.com/app/305620/The_Long_Dark/
-66%¥ 3,090
¥ 1,050
セール時関係なく定価で更にサントラまで買った数少ないゲームのひとつです。
なんというかゲーム全体の空気の静けさに満ちた雰囲気が好きで、この寒い時期になると無性にやりたくなるゲームのひとつです。
のんびり歩いていたらいきなりの天候変化からの猛吹雪で方向感覚を見失い家のほんの目の前で凍死したり、深い森の中いよいよ最後の食料が尽き、ほうほうの体で慌てて逃げ込んだ小屋の中で僅かに残ったコーヒーで飢えを凌ぐ、なんていうことが体験できるとにかくストイックで、割とハードなサバイバルゲームで生きている実感とか食料だけでなく、火(温度)のありがたみを心底肌身で感じられるゲームはなかなかないんじゃないかと思います。
こちらも各課題をこなすチャレンジモードもあって 長く遊べるのは嬉しいばかりです。
ただちょっと最近(今年)の大型アップデートで、ストーリーが微妙に変わってしまった感じがするのが個人的には残念でした。
単なるいちプレイヤーの我がままかもしれませんが、伝説の槍で因縁の大熊を倒す、みたいなバトル的・アクション的な感じに傾倒するよりこのゲームに限って言えばあくまでリアル寄りの、過酷な環境との闘いであったりとか、文明の崩壊した後の人々の様々な生きざまにスポットを当てて欲しかったというのがあります(マザーグレイの孫娘の話がまた良かっただけに)
出てくるキャラもまたこの世界感と凄くマッチしていて、朴訥だけど人が良い主人公マッケンジーにはじまり、若干メタ的なキャラっぽいメトセラの凝った台詞なんかがよりいっそうこのゲームの雰囲気を高めていて奥深いものにしているような気がします。
引き続き今後もまだまだアップデートが続いていくそうなので、それも楽しみな一作です。
海
Subnautica(サブノーティカ)
https://store.steampowered.com/app/264710/Subnautica/
-35%¥ 2,570
¥ 1,670
まずグラフィックがとても綺麗で、見ているだけでも楽しめて更に海ということでちょうど夏にプレイするのは深海の怖さ的なある種のホラーゲーム的要素も含めて涼し気でいいんじゃないかと思います。
特に海が好きな人にはおすすめで、海中の綺麗な景色に見とれながらの探索だけでも十分楽しいですが、色々なアイテムを作ったり快適な水中拠点づくりや乗り物作りもまた楽しいですね。
各地に墜落した脱出ポッドや宇宙船の遺留品から多角的に浮彫りになっていくストーリーの妙と、それも元に事件や経緯の背景を推察するのは面白かったです。
深海の凄まじい(であろう)水圧の中、超巨大な生物の攻撃をやり過ごし本能的な身の危険を感じながら苦労して素材を集めなんとか作った宇宙船で宇宙へと飛び立った時はちょっとした感動がありましたので、是非最後までプレイしてもらいたいゲームです。
続編の凍土バイオームが舞台となったBelow Zeroはまだ未プレイですが、これもなかなか面白そうですのでそのうちやってみようかと思っています。
さいごに
サバイバル系ゲームは世に数多くあれど、ゲームによってどの要素に、何に重きを置いているかで、結構毛色が違うのでまさに自分の趣向にぴったりのものを探すのはなかなかに難しいものだと思いますが、今回の紹介記事が僅かでも選定の材料となればさいわいです。
資源も少なく過酷な環境で常に生死ギリギリのひりつくような純粋なサバイバルを楽しみたい。
或いは常に外敵の脅威にさらされ、身の危険を感じながら必死に武器をかき集めたり。
限りあるリソース(資源)を効率的に活用したり、より高度な装置を作って段々と文明的な生活に近づいてきたり、段々と生存日数が伸びてくる楽しみであったり。
原住民と見間違うばかりに同化してすっかり現地の生活に馴染んだり。
ライフラインの安定後はより快適で迎撃性能の高い拠点作りにいそしんだり。
一口にサバイバル系ゲームといっても実に多様で、楽しみ方もまた多様だなと思ったところで段々とうるさ型の面倒な語り口調になってきたっぽいのでこの辺で。
番外編?
Hand Simulator Survival
まさかチュートリアルが難し過ぎてクリアできないゲームがあるとは、今年(もう年末だというのに)起きた数々の出来事の中でも衝撃的過ぎる事案でした。