最近音楽とは関係の無い場面でも、チルアウト。チルするなんて言葉を耳にするようになりましたが
チルアウトとは?
チルアウトはジャンル名であると同時に、ダンスフロアにいる客たちにダンスで火照った体を休め、落ち着かせる機会を与えるためダンスフロアの端にしつらえた落ち着いた(Chill)部屋で流される音楽からも来ている。この部屋には寝椅子、気持ちのよい枕があり、また陶酔に誘うサイケな照明、そして音楽による演出がなされており、その音楽は(特に数歩先にあるダンスフロアの音楽と比べると)明らかにダウンテンポなものである。1990年のKLFのアンビエントアルバム"Chill Out"[注 1]で一般的になったとされる。 チルアウトに似たジャンルにダウンテンポ(英語版)がある。ダウンテンポのほうがよりビートを強調している。
例えばそんな風に、もっと生活の中のこまごまとしたシーン(場面)ごとに合わせた、あるいは色々な気分の状態に適した、特化した音楽を選んだりすることが流行ったらいいんじゃないかと、ぼんやりと思っている訳ですが。
やはり音楽というものは特に個人の好みによるところが大きいものなので、ひとりひとりに合ったズバリなものを選ぶのはなかなか難しいかもしれませんが、個人的には実際よく効いた。
普段あまり気合を入れていじることのないHTMLとCSSを最近一日中いじったこともあり、丁度疲れが溜まっているこの好機に、普段よく聴いて(効いて)いる。
考えすぎて脳に溜まった疲れがスッと目に見えてとれそうな音楽の第一弾として(第二弾はまた後日に)勝手に三つほどあまり考えずに選んでみました。
For a Minor Reflection
Dansi Dans
For a Minor Reflection(フォー・ア・マイナーリフレクション)はアイスランド出身のポストロックバンドで、どれも良いんですがKEXPのライブのやつもおすすめです。
For A Minor Reflection - Hástef / Þrástef (Live on KEXP)
最初sigur rosとどっちにしようかと迷いましたが、知っている方もたぶん多いだろうなあということでそちらは第二弾にしようかと思ってます。
sigur rosもそうなんですが北欧系のバンド(もちろん全部ではありませんが)が奏でる音楽で良く感じるのは、なんというか空間系のエフェクターを上手く使ったギターの音色なんかがとても綺麗で、幻想的な雰囲気があって。
でも単純にそれだけではなくて、その音色がまるで景色みたいに時に目まぐるしく激しく、時に緩やかに移り変わってゆくような、静と動が混在としているような。
大体の曲はもう出だしの美しい音色だけで、頭の中でこんがらがったもやもやがこそぎ落とされてスッキリするような感覚になり、続く轟音が音の洪水のように激しいんだけど、その波に何も考えずに身を委ねていると、その中でどこかに光の閃きのような美しさが時折見え隠れするようにも思えてきて。
で、曲が終わって気が付いた時にはすっかり脳が生まれ変わったかのようにリフレッシュしている感じになります。
多分北欧の綺麗な景色や寒くて済んだ気候というものが、少なからずそこで生まれる音楽に影響を及ぼしている、音に乗っかっているんじゃないかと勝手に考えているんですが、どうなんでしょうか。
Slowdive
今回の記事の趣旨とはちょっとだけ逸れますが、似た系統としてシューゲイザーバンドのSloedive(スロウダイブ)の音楽もまた、独特の美しい音色を奏でています。
中でもシューゲイザー系のギターの音作りはかなり難解な部類で、一体どうやって、どんな奏法で、どんなエフェクターやら機材やらでこんな音出しているんだ? と疑問に思うことが多々あるのですがその謎に対するヒントの一端が垣間見える動画を発見しました。
BOSSのPS-2と呼ばれるピッチシフター/リバーヴ(他のエフェクターも組み合わせていますが)でスロウダイブの音を再現していますが「あ、この音は○○(バンド名)だ」と、音を聞いただけでバンド名が分かったりする、音に独自のキャラクターがあるバンドというのは改めて凄いなと思います。
余談ですが、同チャンネル内の動画にはマイブラの音をエフェクターで再現したものもありました。