【制作企画・第17回】表紙に入れ込む新たなアイデアと、表紙の全体的な構図などを決めてみよう

2020/10/04

制作連載企画2020

今回の作業は前回決めたコンセプトとアイデアをもとに表紙絵の全体的な構図を考えたり、更にそこに入れ込む新たなアイデアを足したりしながら決めてみようの回です。ついでに未来のスマートフォンの形態についても考案してみます。


まずは大枠を用意


使っているソフトは、CLIP Studio Paintであくまで個人的なやり方ですがまず一番最初は大枠となるキャンバスの用意ということで、過去に出した電子書籍の表紙データをイラスト関係のフォルダから持ってきます。
とりあえず一番最初に見つかった『椛死』のデータから表紙の元となる画像を引っ張ってきました。


新規で透明なレイヤーを作って、元の画像レイヤーは消します。白の下地は残しておきます。
これで同じサイズの表紙のキャンバスが出来ました。

次に適当にキャラを配置してみる


後で何かしら細かい要素を足すかはとりあえず置いておき、かなり適当ですがメインとなる人物を配置してみることにしました。 
 
しかしこうして仮にキャラを二人配置すると、その二人の関係性を強調しているように見え、テーマとは違うものになりそうなのでやめました。
 
ではどちらか一方。つまり主人公かAIアシスタントどちらにするかですが、ここは特に捻らず主人公のみを配置してみることにします。

キャラのポーズも同時に考えてみる


配置場所と大きさを決める際にポーズも考えなくては、ということで全部一緒に考えてみます。
 
ここでクリスタの超便利機能が役立つ訳ですが(といっても活用し始めたのはごく最近なんですが)さっそくその機能を呼び出してみます。ウインドウメニュー項目から、素材を選びます。
 

3Dモデルを出したところで、この自由自在に動かせる人物モデルを使って、どんなポーズが良いかを模索してみることにしました。


キャラのひとつひとつの体のパーツの動きだけでなく、カメラの位置も自由自在です。
しかしもっと早く知っておけば、と思う程にこれは本当に便利な機能ですね。
今回はあらかじめ何も考えてなかったので、しばらくあれこれ動かしてみて決めることにしました。

キャラに何かしらの未来的な要素を足せないか考えてみる


更にキャラクタの服装やアクセサリーなど、外観的(視覚的)な要素で未来っぽい感じを出せないか、もまた同時に考えていきます。
そこでぱっと見分かり易いのでは、と思ったのがやはりガジェット的なものかなと思いました。

となればやはりスマートフォンなどの小型携帯端末が分かり易くそれっぽい感じを出せてよさそうという発想に繋がりましたが、ここでふと未来のスマートフォンってどうなっているんだろうという疑問が生まれました。

未来のスマートフォンの形、形態を考えてみる


今後よりコンパクトでより軽く、形態性の良いものになりそうな気がするので、いっそ紙みたいなぺらぺらなディスプレイになるのかなと漠然と想像していましたが、ネットニュースなどを見ていると今はスマートウォッチというものがかなり進化しており、そっち方面からのアプローチで携帯端末がより進化していく気がしました。

しかしながらコンパクトさ故にやはりスマホより画面が小さくなる問題があるので、これのソリューションとしてウォッチ内にコンパクトに収納できる画面を作れないかを考えてみます。


ウォッチのバンド内に画面を仕舞える仕組みもよさそうですが、そういえばと気が付いたのが、確か何もない空間に(例えばデスク上に光などで)投影できるキーボードがあったな、ということでこれは収納的には一切場所を取らないのでかなり良いのでは、とそのアイデアを取り入れてみます。
 
 
こうして普段は単なる時計に見ますが、使用時は空中に画面を投影出来ます。
物理的な感触が無いことは結構戸惑いそうですが、VR的な感じで使い慣れれば問題ないかもしれません(無責任)
しかしながら果たして全く何も無い空間に画像を投影できるのか、 という問題はありそうです。

次回の作業は


次回は今回考えたものを踏まえて、実際の表紙となる下書きくらいまで完成できればと思っています。

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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