映画『ベスト・キッド』(karate kid)1と2に続いて3と4も見ました

2020/10/01

ドラマ・映画感想

ベストキッド1と2を見た流れで、引き続き3と4も見ました。3はAmazonプライム会員対象で4は有料だったのですが、両方とも見たのでその感想を書きました。映画ならびにコブラ会のネタバレありです。




またもやNetflix公式が面白そうな動画を出しています。

なんでもドラマコブラ会シーズン1と2におけるイースターエッグ80選ということで、こんなにあるんだという驚きもありますがこれは流石に知らなかったなあとか、これは気が付いたやつだ、とか映画とドラマを見た方なら確実に楽しめる内容となっています(英語ですが映像だけでもなんとなく分かります)

特にシーズン2の第8話でダニエルがアルバムを見るシーンで、そのアルバムに映画の2でダニエルとミヤギが沖縄に行った飛行機のチケットが、ちゃんと挟まって保存されているのは、よく見つけたなあという驚きと共にこういう細かい部分でも楽しませようというこだわりに脱帽します。

※イースターエッグとは、映画・ドラマ・ゲーム・小説などで製作者がお遊び的に入れる(大体の場合本編とは関係ないものが多い)隠し要素のことです。

ベスト・キッド3 最後の挑戦


あらすじ(Amazonストアから引用)

ダニエルとミヤギに完敗した"コブラ会"は彼らへの復讐に燃えていた。カラテの反逆児"マイク"を刺客に差し向けてきたのだ。ところが試合のためのカラテをミヤギは教えない。そこへ相手を倒すカラテを教えようという男が現われた。だが、その彼こそが"コブラ会"の黒幕シルバーだったのだ!
公開年:1989年


シリーズ最強の敵が登場

シリーズを重ねるごとに登場する敵が段々と強くなってきている感がしますが、今回は腕っぷしだけでなく、智謀にも長けた狡猾な男。テリーシルバーが
黒幕として登場し、ベストキッド1の真の黒幕であるクリースと結託。クリースの復讐と生徒のいなくなった道場の復権を助けます(でも肝心のクリースはタヒチへ雲隠れ)

ということでタイトル戦で実際にダニエルと闘うのは、テリーが呼び寄せた空手の反逆児と呼ばれるマイクというキャラなんですが、動きの切れもいいしあれだけ修行をしたダニエルでもまったく歯が立たないといった感じでダニエルは最大のピンチを迎えます。


今回もミヤギの名セリフは健在

空手トーナメントで優勝したダニエルは最初こそはタイトル戦に意欲を見せていたのですが、空手はあくまで身と名誉を守る為で力の誇示はしないという
ミヤギの言葉に諭される訳ですが、この言葉からも今回も師ミヤギの含蓄のある台詞は健在で、ミヤギの持つ信念が垣間見えます。

また後半の盆栽の根に例えた話や、最後の闘いでダニエルを奮起させる言葉もまた心に響くものがあります。
単に技を教えるだけではない、師として正しき道。生き方を教えるという改めてこの人物の偉大さを感じます。


コブラ会と繋がる要素は?

ということで大会への出場を断り続けたダニエルでしたが、その後マイクら何度も因縁をつけられ、果てはミヤギの大切にしている盆栽を盗まれたり折られたり、危機的状況で無理やり大会申込書のサインをさせられますが、ミヤギは上記の理由から頑なにダニエルに稽古をつけようとはしません。

ということでミヤギと口論になり、その流れでコブラ会に入会し間違った方向に力を使うようになる訳ですが、これがまさにドラマコブラ会のワンシーンで、ダニエルが一時の気の迷いからコブラ会に入るという過ちを犯し後悔した、と口論する弟子を諭す為に話していたことだと分かります。

こういうちょっとした台詞でも(小ネタでも)その裏に過去作品の関連シーンもあることから、映画の3も十分見ておく価値はあるようです。

ベスト・キッド4 (The Next Karate Kid)


あらすじ(Amazonストアから引用)

カラテの達人ミヤギが出会った女子高生ジュリー。両親を失い、彼女の心は寂しさから荒れ切っていた。そんな彼女にミヤギはカラテを教える事でジュリーの心を開いていく。折しも学校では暴力的な集団:アルファ・エリートが幅を利かせていた。一味の卑劣な攻撃にジュリーは戦いを決意した・・・。
公開年:1995


新主人公のお話
 
4では時代が一気に飛んで、なんと3から6年という月日が経っての続編となっています。
3のサブタイトルが最後の挑戦で、4はネクストという言葉がついている様に、今回はダニエルさんではなく十代の女の子、ジュディーに主人公が変わっています。


しかしその境遇から常に表情が険しく、性格もきつい跳ねっ返りで割と素直だったダニエルさんより手がかかりそうな主人公ですが、ミヤギの教えや僧侶達の交流により段々と心を開いていく様はなかなかに感動的でした。


やっぱり今回もミヤギの教えが冴えまくる

こうなるともうシリーズ通しての重要な見どころとも言えるミヤギの含蓄のある言葉は今回も健在で、なおかつ最後がアップで終わる様式美もきちんとありました。

他にもシリーズのファンが楽しめる要素が各所に散りばめてあり、ちゃんと最後まで楽しく見られるのですが、個人的にやや敵役の印象が薄く感じられるのと、それに伴って悪役との因縁があまり深くなく、主人公らが戦う為の動機が以前までの作品に比べてやや弱いように感じれました。

しかしながらネクスト、ということでシリーズの正統な続編というポジションではなく、あくまで外伝的な作品と捉えるとより気軽に楽しめて、ミヤギの活躍をひとつでも多く見られるとしたら、十分以上に価値がある作品だと思いました。

ついでにリメイク版も見ました


ネトフリにジャッキーチェンが出演している『ベストキッド』のリメイク版があったのでこちらも見ました。

基本的に元(ベストキッド1)のお話を構成しているメインの要素(ポイント)を踏襲しつつ、空手ではなくカンフーに置き換わっています。
格闘シーンの動きはなかなかスピーディーな感じで、アクション映画として楽しめると思います。

ですが原作と似た様なエピソードを作ってシーンを埋めているように見えたので、なぜそのシーンが必要だったか。このシーンでこのキャラはどういった感情を持ったか。そしてその次のシーンの台詞や行動にどう繋がったか、といった流れまではあまり考えて作られてはいないように感じられました。

せっかくジャッキーが出るのなら一作目をあえて作り直すのではなく、お話の筋もまるっきり変えた外伝的に別なものにしても良かったのではないかと個人的には思いました。

最後の余談


先日コブラ会2周目を見終えた所ですが、シーズン2のラストはエンディング曲がこれまでのものとは変わっていて、これから迎えるシーズン3の波乱万丈さを感じさせるような、しかしそれに負けじと勇ましく立ち向かっていくようなカッコイイ感じのものになっていたのが熱い感じでした。実に次のシーズンが待ち遠しいです。

映画ベストキッド1~3を見たので、その感想と次なるコブラ会のシーズン3を勝手に予想したり勝手に希望を書いたりしました(その1)

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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