【制作企画・第16回】電子書籍用の表紙のコンセプト決めと、そこに入れ込むアイデアを考えてみよう

2020/09/28

制作連載企画2020

原作を使う形態とロードマップも決まったところで次なる作業の表紙のイラスト作業に移る訳ですが、これまでの文章作成モードからイラスト作成モードに頭を切り替えつつ、まずは一番最初の作業として表紙のコンセプトを決めたり、そこに入れ込むアイデアを出してみようの回です。

  
 

まずは方向性の再確認

 
以前の記事で同じ様なことをやったような気がしますが、途中で迷ったり手が止まったり迷走しないようにまずは一番最初に決めるべき基本の柱というべき方向性、大まかなコンセプトを決めてみます。
 
となれば物語のテーマから引っ張りだすのが自然で手っ取り早いので、これをそのまま表紙の方向性とします。



大まかなコンセプト(またはテーマ)

 今より先の未来


もうちょっと細かいコンセプト(またはテーマ)

 博物館

 AI

 VR

 現在より更に(目覚ましく)進化した科学技術(の予測)


ということで、方向性を再確認したところで次に表紙に入れ込む、入れ込みたいアイデアをあれこれ考えたいと思います。

表紙に入れ込むアイデアや要素を考えてみる


コンセプトから何か未来っぽい(あるいは未来を感じられる)要素を入れ込みたい、ということでどこでその要素を出すかを考えてみます。

・建物(背景に配置)

あくまで未来っぽいものであって、実用性とか現実的に不可能な構造(または重力の要素)などはそこまで考慮しなくてもいいかなと考えますが、ここはいっそVR内ということで、かなり無茶(?)なものを入れてもよさそうです。
ただその場合はここはVR内ですよ、とちゃんと分かってもらうための工夫も必要になりそうです。

・何か未来的な機械、機器類やガジェットを足してみる

昔の未来予想絵なんかによくあったタイヤの無い空飛ぶ車や、ドーム型の都市を繋ぐ透明なチューブみたいな通路(車路)なんかは実にそれっぽくて良さそうです。
 
AIということで安易にロボットなんかを入れるのもいいかもしれません。
なんというか、かつてまだ未来に希望があった時の雰囲気を少しでも出せたらいいなと思います。

・人物

これは単純にAIアシスタントのキャラを入れるのが手っ取り早い気がします。
ロボットも一緒に入れると印象が散漫になりそうなので、入れるのならどちらかにするかその二つを大きく差別化した方が良さそうです。

構図をざっくりと考えてみる


表紙を構成する要素が大体思いついたところで次はどれをどういう割合でいかに配置するかという話になりますが、やはり登場人物のキャラクタを入れた方が見映えするのでは、ということでここは主人公を入れるのが自然かな、ということでまずは主人公を配置してみます。

では次にAIアシスタントも入れるかですが、主人公と同じ大きさにするのか。表紙のうちどれくらいの割合を占めるのか。中央に配置するか、端っこにするかなど、この辺の部分はあれこれ試しつつ次回の下書き作成時に決めていこうと思います。

次回の作業は?

 
危うく制作企画月一更新のノルマを忘れそうになり、月の最後に滑り込ませたのはここだけの話ですが、とりあえず今回で表紙のコンセプトとそこに入れ込む大体の要素が決まったので、次回はこの出したアイデアをもとに、表紙全体の構図決めと出来れば簡単な下書きくらいまで行ければな、と思っています。


自己紹介

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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