ドット絵が描ける(作成できる)フリーソフトといえば個人的にはもうこれしかないのでは? と思うほど長年愛用させてもらっているソフトで、ドットを描くことに特化している為、使い勝手もよく機能面も充実しています。『羊夜世界』RPGのバストアップのキャラクタドットは全部このソフトで描きました。
EDGE - Enhanced Dot Graphics Editor
公式サイト ソフトダウンロード先
http://takabosoft.com/edge
基本機能
ドローイングソフトでは必須と思われるレイヤー機能や、スポイト機能にアンドゥとリドゥ。全体図がすぐに確認できるポジションウインドウ。選択範囲やイメージの編集機能、特殊効果など、基本的な機能はほとんど揃っています。
ベジェ曲線が描ける機能も地味にありがたい機能ですね。パレットの入れ替えも、ドット絵を描く時にはとても便利な機能です。
この他にもアイコン形式で保存すればアイコンも作れるし、ドット絵のアニメーションの作成もできるというとてもフリーとは思えないほど機能満載です。
トーン機能がすごく便利
画面下部にあるトーン描画機能は、一発で指定のパーセントで塗りつぶしが出来るのでかなり便利です。
こんな感じに緑の下地に黒のトーンを上から100%、75%、50%、25%の濃さでかけてみました。
網目を拡大してみるとちゃんと濃さの調整された網掛け(トーン)がされています。これを仮にすべて人力でやると思うと気が遠くなること請け合いです。
簡単なドット絵の描き方としては
その1:簡単なドット絵はグリッド表示で
人によってやり方は違うかと思いますが、自分の場合はマス目のグリッド(線)が表示されるまで拡大(大体8倍から12倍)し、ポジションウインドウで全体像を見ながら一個一個ドットを打って調整していく感じが一番やりやすかったです。
その2:複雑なドット絵は、ビットマップ形式で取り込んでから上からなぞる
人物などやや複雑な絵は、一旦他のペイントソフトやスキャナーで取り込んだ絵をビットマップ形式にしてedgeに取り込んで、その上から線をなぞるようにドットを打つと、やり易いかと思います。
なぞる時はいっこいっこドットを打ってもいいですが、ペンメニューの中にあるベジェ曲線を使うと曲線を簡単に素早く描けて便利ですよ。
さいごに
ゲームの作成はもちろん、ドット絵アニメにアイコンの作成。ちょっとしたイラストでレトロゲームの雰囲気を出した時なんかにも、まだまだドット絵の活躍の場は大いにありますし、このソフトを使えば結構お手軽に描けるので、まだ描いたことの無い方もチャレンジしてみるのもいいかと思います。