各形態を吟味してみる
それではさっそく可能性の低い順からひとつずつ検討していきたいと思います。
・漫画
原作の小説の大体の部分を補えて、文字だけではなく視覚的な情報量が増えることから、より別方面からのアプローチも増えるので、かなり良い形態に思えます、が。
今までノートに適当な鉛筆漫画くらいしか描いたことがないので、これからある程度ちゃんと基礎から学ぶことも考えると時間がもの凄くかかる上に著しく完成品のクオリティが低くなり、仮にこの状態で作っても技術力的にあまり原作を活かしきれない。
かつ、一応ですが読みに来た方にとってなるべく役に立つブログを目指してはいるので(実際の所は分かりませんが)あまり細かい説明の出来ない、そこまで自分の中にノウハウの蓄積が無い、経験もほぼ無いものをあえて作るのは、どうだろうということ、との理由からこの形態は没となりました。
・映像
映像の持つ力はかなりのものだと思いますが、それ相応の労力とノウハウ(上記の漫画と同様の理由)と、なるべくお金をかけない方法を模索する時間と労力。そして年内には何かしらの形を完成させるという時間制限からこの形態も没となりました。
・音楽
音楽となるとかなりの部分で原作を歌詞に活かすこととなりますが、ならばあえてこの形態のみ単体でやる必要がないという判断で、没となりました。
他の形態と組み合わせて作るのは良さそうですが、まず最初は別の形態の方が良いかなと考えました。
・ゲーム(RPGなど)
まずは一度作ったことがあるRPGを候補として思い浮かべましたが、この原案だとあえてRPGにする必要がないと考えました。
というのもRPGとしての面白味を出せる種類の原案ではなさそう、というのと。
仮にそれがなくても、キャラクター性が先行しているものならなんとかなりそうですが、特にキャラクター性に重きを置いている類のものではなく、小説の内容的にもゲームという形にするとややこしくなるので、これもあえてこの形態で出す必要がないという判断になりました。
他のゲームジャンルとしては、主に映像と同じ理由で没となりました。
・ビジュアルノベルや小説(電子書籍)などの文字媒体
原作小説をそのままあまり手を加えず一番簡単お手軽に出せる、ということで制作に割ける残り時間的にはかなり適した形態かと思われます。
ビジュアルノベル、あるいは小説どちらもなるべくお金をかけないという点は達成できそうですが、ビジュアルノベルの方となるとなるべく人に頼まず、メインの部分は自分一人で完成させるという点(例えば所属サークルと協力するなど)では、時間的にもかなり厳しいかなという判断で没となりました。
結論
・年内に完成させたい(残り時間的な問題)
・今まで何回か作っているものなら、完成までの作り方や多少のノウハウをブログ訪問者の方にシェアできる
・なるべく原作の意図を忠実にぶれなく反映できる形態にしたい
以上の三点の理由から、この原作小説を電子書籍という形態で作ることにしました。
正直なところ、シナリオパートを作成している時からの既定路線的な結論に感じますが、この形態の完成後にもしかしたら何かしらまた別の形態で出す可能性もとりあえず視野に入れておきたいと思います。