音声編集だけでなく録音まで出来る驚く程多機能で便利なフリーの音声編集ソフトSoundEngine Free(サウンドエンジンフリー)

2020/07/16

DTM・DAW・作曲 おすすめお役立ちフリーソフト

思わずこれで無料なの? と驚く程音声編集に限って言えばこれひとつあれば十分と思えるくらいに多機能でかなり有名なソフトかと思いますが、これまた長年かなりお世話になっているソフトを簡単にご紹介します。




公式サイト ダウンロード


公式サイト
https://soundengine.jp/


ダウンロード(窓の杜)
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/soundengine/

使用前のご注意点


公式サイトのアプリケーション項目によりますと

サポーターチケットをアプリケーションに登録して頂きますと、「個人・教育利用及び転載目的でのみご利用頂けます。」の表記が消えサポーター名が表示され、個人・教育・転載目的以外の利用が可能になります。

とのことですので、個人・教育利用及び転載目的以外はサポーターチケットの購入が必要になることです。

機能紹介


録音だけでなく部分ごとの切り貼り、追加。フェードイン・アウト。反転に再生速度調整など基本的な機能は一通り揃っていますが、ここでは実際によく使った、あるいはよく使いそうな機能を紹介します。




録音機能

PCから出力されている音の録音機能はかなり便利で使いどころ多いですがそれだけはなく、オーディオインターフェイスと組み合わせれば、マイクやギターの音なども録音できます。
実際に何度かギターの音を録音しましたが、簡単操作でお手軽に録れました。


ボリューム関係

音声編集といえばボリューム調整、みたいに勝手に思っていますが、スタンダードなボリューム調整だけでなく後述するノーマライズ。オートマキシマイズやリミッターなんかもあります。
なんだかんだとこの辺りが一番使用頻度が高いかもしれません。


音質系

ピンポイントで指定した帯域の音量を調整できる、各種イコライザー系も3ポイントイコライザーやグラフィックイコライザーなどなかなかの充実具合です。


各種基本エフェクターも一通り揃ってます

コーラス、ディレイ、リバーヴなどの空間系もあり、ここの辺はよく使いました。
あとは個人的にはほとんど使ったことはありませんが、ディストーションやトレモロなんかもありました。


他には……

他のちょっと変化球的なところとしては、指定した帯域をカットできる各種フィルター。
ローファイや一定音量以下のノイズをカットできるノイズゲートとノイズサプレッサーなんかも地味に便利で、まさにかゆい所に手が届いている感じです。

今この記事の為に搭載されているエフェクターの種類を調べていたら、なんとボーカルをカットできるボーカルカットなんかもありました。


各種アナライザーもあり



鳴っている音の成分(周波数の高低とその帯域の音量)がひと目で確認できる、DAWなんかでは割と必須の機能が搭載されています。






しかもスタンダードなスペクトラムアナライザーだけでなく、色味で表示できるスペクトログラム。
更にはピッチを確認できるピッチチェッカーまであります。

特に便利な機能を一部紹介


ここでは特に個人的にかなり有用で便利だった特筆すべき機能をご紹介します。


プリセット(用途別初期設定)が用意されており、自分で使った設定もライブラリで保存できる

DTMで使うDAWなんかでは、楽器ごとの設定がめちゃくちゃ多いものもあり(特にシンセサイザーなどは)ひとつずついじるのが面倒だったり、全然思い通りの音にならなかったりする問題がありますが、そんな時の為に用途別にある程度最初から各パラメーターが設定(調整)されているプリセットと呼ばれるものがあります。

で、このサウンドエンジンフリーにもライブラリ、という名称でそのプリセットが入っています。



例えばこれはこうしたい。こんな感じにしたい、と音声を調整したりいじりたい時に自分で探り探りひとつずつ設定する手間が省けて非常に便利です。

とはいえ当たり前ですが完璧に望みの音にするには、ちゃんと自分で各パラメーターを調整する必要がありますが、ある程度までのもの。手早く簡易的な効果が欲しい時ならこのプリセット一発でいけます。

この設定も名前を付けて保存が出来るので後でまた同じ設定で使う時に非常に便利ですね。


ノーマライズがすぐに出来る

一発で音のピーク(限界)まで全体的に音量を上げてくれる機能で、一番使っているといっていいくらいの便利機能です。
DAWなんかでも割とよく使う機能かと思います。

ただし全て均一に上げてしまう性質上、もともとピークに近い大きな音が入っていた場合、全体的に音量を上げられなかったりするので、事前の調整が必要になったりします。

この辺の話は少しややこしく、あまり詳しくないので突っ込んで離せませんが「ノーマライズ コンプレッサー」なんかのキーワードで検索すると、もっと分かり易くて詳しい解説が得られます。


コンプレッサーもプリセットで一発

おそらくよく使う音量調整機能として、コンプレッサーがありますが、これもボーカル用、ドラム用、マスターコンプレッサーと用途別にプリセットがあります。

さいごに 単に音声編集ならDAWを買わずともこれ一つでOK感


以前はビジュアルノベルの作成時に、自分で環境音や効果音素材を録っていたりしたのでその素材の音声編集の際にかなりお世話になりました。

もちろんDAWでも同じことが出来ますが、このソフトは音声編集に特化している分画面も操作もスッキリしていて使い易く、何よりわざわざDAWを立ち上げる必要もなく、さっと目的通りのものに編集できるのが非常に助かりいつも重宝していました。

アルバム曲のクロスフェードデモなんかをさっと作りたい時や、今だとYoutubeをはじめとした動画編集時にも、他の動画編集ソフトなんかとあわせてこのソフトはかなり活躍しそうかなと思います。

自己紹介

自分の写真

個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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