ローグライクとカードゲームの組み合わせがとてもおもしろい Steamサマーセール2020おすすめゲーム『Slay the Spire』(スレイザスパイア)

2020/07/05

steamゲーム

毎度なるべくジャンルというかタイプを変えてご紹介している(筈の)Steamセール毎の恒例おすすめコーナーですが、今回は非常に面白いと巷で評判のカード型バトルゲーム『Slay the Spire』が50%オフとかなりお買い得だったのでさっそく買ってやってみました。



ストアページ



割引きはサマーセール終了の7月10日までとのことです(ストアページより)

ゲーム概要




毎回プレイする度にマップとデッキ(初期カード)が変わり、プレイヤーのステータスが初期値に戻るローグライク式カードゲームです。
公式で日本語も対応しており、各種steam実績もありました。

まずはキャラクタ選択



選択したキャラクタによってデッキ(初期カードと入手できるカードの種類)がまったく違うので、キャラごとに戦術が大きく変わり違った楽しみ方が出来る感じでした。

例えば攻撃力と防御力に優れ、攻撃バフの重ねがけがのったもの凄いダメージで敵を粉砕する脳筋戦士系アイアンクラッド。



毒系の攻撃でターン毎のダメージ、デバフ系のバリエーションが多く、アイアンクラッドよりテクニカルな闘いが出来るサイレントなどなど。
キャラによってまったくもってプレイスタイルが変わるので、何度も遊べそうです。



オートマトンに。



 ニンジャっぽいキャラも。

進む道を選びながらマップ最奥を目指す



攻略マップは序章、シティ、彼方と全部で3つあり(ラストを除く)最初の出発地点や分岐地点で進む道を選びながらマップ最奥にいるボスを目指します。



マップのアイコンはそれぞれ

敵:バトル発生

エリート:強力な敵とのバトルが発生

休憩:HPの回復かカードの強化を選べる

商人:レリック(特殊効果のあるアイテム)やカードを買ったり、カードを廃棄できる

財宝:レリックやゴールドを入手

未知:何が起こるか不明。HPを減らして新たなカードが入手できるイベントが発生したり、敵とのバトル発生したりも。



敵は基本避ける方向に行けばよさそうかなと思いがちですが、敵を倒すごとに新たにカードが入手できたり、特にエリートを倒すと強いカードが手に入ることもあるので、ボスに向けてデッキを育てる為にも、なるべく積極的に倒していくのが良い感じでした。



とはいえHPが減っている時などはその限りではないので、その時々の状況にあわせて進む方向を選ぶ戦略性があります。



戦闘はカード選択式

 

手札の中から行動回数分カードを選んで



攻撃で相手のHPを減らしつつ、なるべくダメージを受けないように防御値を計算したりと



一度使うとその戦闘ではもう使うことができなくなるカードもあったりするので、後の組み合わせも含めその辺も考慮しながらカードを選びます。
このカード選びがなかなか奥深い感じです。

Slay the Spireのここが面白い


1.カードの組み合わせの妙、シナジーの模索が面白い

まず最初に局面ごとにカードを使い分ける戦術的な面白さが基本になるとは思いますがそれに加え、カードごとの組み合わせの新たな発見であったり、シナジー(相乗効果)の発見だったりも面白味の一員を担っている感じです。

また手に入ったカードの効果をすぐに実戦で試せるので、色々と工夫したり試すのに手間もなくいい感じでした。



そしてなんといっても一回のプレイの時間がそこまで長くなく、最後まで割と集中力が途切れずできるので、途中疲れて雑なプレイになることも少なく、一周終わった後にしっかりとプレイしたなという満足感が結構ありました。

とはいえ調子が良くて最後のステージまでいくと結構時間がかかったりもしますが、セーブもあるのでありがたいですね。


2.デッキを育てていく楽しさはなかなかのもの

各層(マップ)の最後に待ち受けているボス(とか途中に出てくるエリート敵)が結構強いので、それにむけて強いカードを手に入れたり、手持ちのカードを強化したり、弱いカードを捨てたりと徐々にデッキを育ててゆく楽しさはなかなかのものでした。



道中なかなか思ったようにデッキが育たずこれはボス撃破は割と絶望的だなと思う時も、カードの組み合わせの工夫や出てくる順番などが上手くいって勝てたりもするのでマップの途中で投げずに最後までちゃんと遊んでみようという気にさせてくれるというのがあって、つい一回のプレイに時間がかかったりもします。


3.ローグライクの面白さ ランダム性とレリック(アイテム)の開放が飽きさせない良いスパイスになっている

毎回ダンジョンがランダムなので決まったパターンを覚えてしまうこともなく、かつキャラのステータスが初期値に戻るローグライクなので、毎回プレイに新鮮味があるだけではなく、有用なカードの組み合わせ方だったりといった何かしらの新しい発見や、敵の特性の情報など何度もプレイする度に、ちゃんとプレイヤー自身の工夫と経験が生きるローグライクの面白味も十分生かされている感じでした。



かといってゲーム的に次のプレイはまったくもって引継ぎがゼロ、という訳でもなく、クリア時(あるいは死亡時)のプレイスコアに応じた新たなレリック(様々な効果のあるアイテム)が開放されるので、次回のプレイの新たな新鮮味もあるし、より戦術の幅も広がるしでなかなかに飽きさせないよう工夫されている感じです。



正直カードゲームとローグライクの組み合わせがこんなに良いものだとは思いもよらなかったところで、これこそが正にシナジー効果だな、と思うばかりです(ちょっと上手いこと言った風)

さいごに。SwitchやiOSなど色々なプラットフォームで出ている模様


確か前回のウインターセールだかの時に気になりウィッシュリストに入れておいたゲームで、今回のセールのタイミングで買ってやってみましたが、評判通りの面白さでつい何回もリプレイしたくなります。



とはいえまだまだようやく一回だけ3ステージまでクリアしたくらいの始めたばかりなので、新しいレリック探しやらあれこれカードの組み合わせなどを試行錯誤しながら、しばらくやり込んでみようと思っています。

しかし普段こういったカードバトル的な系統のゲームをほとんどやったことがないせいか、新鮮で面白く感じるというのもあり、これは良ゲーム間違いないと意気込んでこの記事を書いた後で割と有名なゲームということを知り、今更ながらここで紹介するのもどうだろうと思いましたが、実際プレイしてみてかなり面白かったので、これは自信ををもっておすすめできるなと思いご紹介しました。

そしてかなり色々なプラットフォームで出ており、SteamだけでなくPS4にXBOXにSwitch版もあって更には6月にはiOS版も出ているそうです。

自己紹介

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個人サークル「elh(エル)」及び所属制作サークル「future extra」にてオリジナルの電子書籍作品、ヴィジュアルノベル、RPGなどを作っています。 無料作品もありますのでお気軽にどうぞ。各作品の詳細及びダウンロードはelhのサイト及び各サイト様へのリンクにてご案内しております。 ハンドル名の由来は映画『2001年宇宙の旅』のHALプログラムを簡略化したものです。

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